曽和さんのXを見ている中で
【危ない人事コンサルタントの見抜き方】
という記事があり、人事施策に携わる者として、自省自戒を込めて、切り抜きとコメントを書き留めておきます。
曽和さんコメントの切り抜き
記載内容20項目
素直にオーダーされた通りのものを作る
情報を直に取りに行かない
経営者に会わせて欲しいと言わない
経営を知らない、興味がない
定義のはっきりしない流行りの言葉を使う
「トレンドだから」が提案の理由
「これがふつう」が提案の理由
「事例」が提案の理由
そもそも最初から提案したいソリューションが決まっている
数字やデータに弱い。使わない。
数字やデータを絶対視する
ものすごい短納期
心理学などの行動科学を勉強していない
労働法や社会保険を勉強していない
自信満々でやたら断言する
スコープ外の人事施策を見ない
因果関係分析をしない
話が抽象的で、具体性がない
最終的な提案施策が面倒くさい
これを読んで、自分には当てはまらないと思っている。
全部で20項目。
20項目の起点からの流れを考える
20項目の起点とそこからの流れを考えてみました。
「危ない人事コンサルタント」の起点は、組織の課題を無視した「ソリューションありき」の人事コンサルティング実施にあるように思えます。
①そもそも最初からソリューションありきの提案
ため、この提案をしたいがゆえに、
・「トレンドだから」が提案の理由
・定義のはっきりしない流行り言葉を使う
・「これがふつう」が提案の理由
・「事例」が提案の理由
・or 話しが抽象的で具体性がない
・因果関係分析をしない
という解決手段ありきの提案が行われ、
②ソリューションありきのコンサルティング提供
のため、
・ものすごい短納期(回転重視)
・or 最終的な提案施策が面倒くさい(継続重視)
・スコープ外の人事施策を見ない
・因果関係分析をしない
・特定の数字やデータを絶対視する
・or 数字やデータを使わない
・情報を直に取りに行かない
という人事コンサル側の事情を踏まえ過ぎたコンサル提供や、各企業毎の特徴の捨象が行われ、
③結果、特定ソリューション信奉者となった人事コンサル
は、蛸壺化していき
・経営を知らない、興味がない
・心理学などの行動科学を勉強していない
・労働法や社会保険を勉強していない
・経営者に会わせて欲しいと言わない
・自信満々でやたら断言する
・これを読んで、自分には当てはまらないと思っている。
状況に陥ってしまう。
このような流れでしょうか。
大切なことは
大切なことは、記載があるように
フラットに考えて最善の体制で難問に取り組んでいくこと
と
難問について、経営者側、人事コンサル側、双方、自責で捉えていくこと
になります。
この20項目、ときおり、見返していきたいと思います。