二次元と三次元の星空
光の槍が僕の目を
垂直にすぅと、貫いた
心地よくて、袋が破けて、
溢れ出た感情が、流れた。
別の槍が、大空を
平行にすぅと、貫いた。
とめどなくて、無限大で、
ちっぽけな祈りに、震えた。
知っている。
僕は真実を知っている。
理性の瞳が、
欺瞞を打ち消すのを知っている。
それでも、この心臓の中に
確かに拍動している
この僕だけの世界は
僕だけの真実だから
だからこそ今日も、星空は
嘲るように、笑うのだろう
ちっぽけな、僕のことを。
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