すぐやる人と、やらない人の違い
仲間内で、すぐに行動に移すことを「NTP」と言っています。
そのこころは 「No Time Pochi !」(ノー・タイム・ポチッ!)
考えている暇なく、すぐにポチっとクリックして始めることを意味します。
例えば私は誰かと会食している際に「この本面白かったよ」と聞くと、その人の目の前でAmazonで探してポチッとクリックして注文します。
こうやったらいいんじゃない、とアドバイスをもらうとすぐにやってみます。
先日もコーチとの会話の中で「鵫巣さんにぴったりのコーチング講座がありますよ」と薦めていただいたので、その日のうちにHPから申し込み、料金を振り込みました。
もちろん多額の費用が掛かることは少しは考えますが、その道のプロが薦めてくれたのだからやってみようという思いです。
そのコーチには前回のセッションの際に、私の休暇の取り方についてコーチングを受けた結果、毎月どこかで3日の連続休暇をとるのがいいという結論に達し、早速2月初旬に3連休をとった話をしたところ、
「かなり多くの方にお薦めしてるけど、実際にやってみた人って本当に少ないんですよ」と言っていました。
ここ最近の投稿で「ザ・マネージャー」(日本経済新聞出版)という本からの話題をお届けしましたが、ある読者の方から「早速、買いました!」というメールをいただき、NTPしてるなぁと感心した次第です。
私の事例ばかりで申し訳ないのですが、私は2006年、勤めていた会社で行われたマネージャー向け研修会で出会った講師から、初めてコーチングという言葉を教えていただき、早速その講師が体験したのと同じ会社のコーチング説明会に参加し、コーチトレーニングプログラムに申し込みました。
当時は3人の子供の学費や購入したばかりの家の住宅ローンで家計は火の車だったのですが、女房を拝み倒して65万円という費用を捻出しすぐに参加しました。
その流れの中で当時、コーチ21(後のコーチ・エイ)の役員をしておられた中島克也さん(ドリームチーム・ディレクター代表)と出会い、そのご縁から今では100人以上の新しい人達とのつながりを持つことができていて、今の私の財産となっています。
その社内研修には同じ会社の同僚15名近くが参加し、同じ講師でリーダークラスの研修も前後して開催され、多くの社員ましたが同じようにコーチングの話しを聞きましたが、自慢するわけではありませんが、聞いた話からすぐに行動を起こしてここまで進めることができたのは私一人だけだったと思います。
自慢話がしたいのではなく、面白そうだなという話しを聞いたり、信頼できる人が薦めてくれたりしたことは、とにかくすぐに「ポチッ!」とスイッチを入れてやってみることが大切です。
なぜなら私たちは、所詮かなり狭い世界観の中で生きていて、私たちがまだ知らない世界の中ですでに人脈を持っていたり、貴重な情報や体験を持ったりしている人がわざわざ薦めてくれていることは、自分に新しいチャンスをもたらしてくれる可能性が高いはずで、それをミスミスやり過ごすなんてもったいないからです。
そしてせっかく教えてあげたのに考えてばかりいて動かない人に、次の案件を紹介しようとはしてくれません。
そこまで何度もチャンスは巡ってきません。
逆に、薦めてあげたらすぐにやってみる人には、この次も知っていることを薦めてあげようと思うのはごく自然の流れです。
ということは、NTPする人としない人の差は、どんどん広がっていくということです。
かつてどこで聞いたか忘れてしまった話を今でも覚えているのですが、90歳の人100人に「今までの人生で後悔していることは何ですか?」と聞いた結果、かなり多くの方が「やりたいと思ったことをやらないで来たこと」と答えたというのです。
プールサイドに腰かけて「平泳ぎの泳ぎ方」の本をいくら読んでいても泳げるようにはなりません。
そこはNTP!
とにかくプールに飛び込みましょう。
でも、教祖様が薦める壺だけはNTPしてないでくださいね(笑)。