実は4000歳以上!世界中で愛されるりんごの歴史
生で食べてもおいしい。加工してスイーツにしてもおいしい。
りんごって万能な果物ですよね。
私たちの生活にありふれている、りんご。今日は、そんな「りんごの歴史」をご紹介します。
りんごが生まれたのは中央アジア!?
りんごは、いったいどんな歴史を辿ってきたのでしょうか。りんごの歴史は古く、約4000年前から栽培されていたという記録が残っています。
ウイリアムテルやアダムとイヴの禁断の果実など、大昔の物語にも登場するように、古くから人々の暮らしに根付いた果物だったようです。りんごの発祥の地とされているのは、中央アジアだと言われています。
その後、中国、ヨーロッパに広く伝わっていきました。当時のりんごは、現在のものと比べると甘みも少なく、リンゴ酒やジュースの原料に使われていたようです。
そして、16世紀頃から品種改良が始まり、18世紀頃になって、ようやく生で食べてもおいしい品種ができあがりました。
いつ日本にやってきたの?
りんごが初めて日本に輸入されたのは、平安時代だとされています。平安時代中頃の書物には「利宇古宇(りうこう、りうごう)」という記述があり、これが訛って「りんご」になったという説が有力です。
ですが、このりんごは「和りんご」と呼ばれていて、今のりんごとは異なり、小粒のモノでした。当時は、食用よりも観賞用や仏前のお供え物用として使われることが多かったようです。
現在、私たちがスーパーなどで見かけるりんごは、大きく分けると西欧で品種改良を重ねた「西洋りんご」と呼ばれるものです。西洋りんごが初めて日本にやってきたのは、江戸時代の後半になります。
その後、明治時代になると、政府が主体となってアメリカやフランスから西洋リンゴの苗木が大量に輸入されました。そして、何度も品種改良を重ねた結果、現在私たちが目にするりんごの姿になったのです。
どれくらいの品種のりんごがあるの?
みなさんがスーパーで見かけるりんごは、どんな種類があったか思い出せますか?
ふじ、王林、紅玉、つがる、ジョナゴールド。改めて言われてみると色々と種類があることに気が付きますよね。
でも、りんごの種類はこれだけではないのです。それでは、いったい世界には何種類のりんごがあると思いますか?それは…
約15000種類!
そして、日本にある品種は約2000種類もあるのです!
驚きますよね。そして、現在では世界中で1年間に、世界で8314万トンも生産されているのです。
ちなみにトーニチのアップルシャーベットには、紅玉という品種が使われています。酸味が強く、りんごの加工製品にはピッタリの品種なのです。
ぜひ一度食べてみてくださいね♪