日記 ひみつの話
例によって特別な日の日記です。自分にとって忘れたくない話なので書いておきます。
今回はショッキングなお話なので、死にたい・消えたい気持ちのある方、精神疾患またはその疑いがある方、気分が落ち込んでいる方、感受性や共感性が強い方、痛いグロい話が苦手な方などなどは絶対にお読みにならないでください。お読みになる方も読んでいてやばいと思ったらすぐ閉じてください。
何度か大丈夫な気がするとかもう消えたいとか繰り返し書いていましたが、この前自殺未遂的なことをやってしまいました。とはいえ普通に意識はあったしひとりで精神科に行ってやっちゃいましたって言えるくらいには冷静になりました。
少し詳しく書くと(つまり痛い話になります)、頚動脈を切ろうと思ってメスを持ち出して(これは前々から死のうかなと思ってAmazonで買ってました)、首を切りました。普通にコンビニのお弁当を半分くらい食べて、ハイネケンの350ml缶を少し飲んで、そしてまあもう死んでもいいかなと思ってやっちゃいました。
理由は、と聞かれると今まで書いてきた幼少期のトラウマに悩んでいたこと、両親のあれこれ、母親からわたしが子どもの時に悩んでいた(どうやら死のうかと思い詰めていたらしい)と言われたこと、こんなんじゃ将来働いていけるわけないやと思ったことなど、色々合わさっていると思います。自分でも上手く説明出来ない。妙に冷静に、もうここで終わりでいいか、疲れたし、と思いました。
皮膚を軽く切るのと違って頚動脈までたどり着くのは難しかったです。皮下組織やらいくつかの筋肉やらに守られていて、とにかく遠い。もともと太ももの大きい血管を狙おうかと思ってたんですけど、そっちも脂肪と筋肉が邪魔で無理そうだなって思った結果首にすることにしました。
まあまあ痛いし切りにくいな、と思いながら切り進めていって、今どこら辺なんだろ、首いつも通りに動かせるから筋肉すら切れてないんだろうな、とか考えていました。今日で死ぬんだなあとおもったらなんだか悲しくなって泣けてきました。昔自分が病気で死ぬ夢を見たことがあるんですけど、その時と全く同じ気持ちでした。卒業式で泣くのと同じ感じかな。寂しいなあって思いました。
結構痛いし進まんし場所ミスってるかもとおもって反対側も切り進めていって、流石に奥の方になると痛かったので、お酒と抗不安薬で誤魔化せるかなと思ってちびちび飲んでました。たぶん夜の9時くらいからやり始めたんですけど、全然進まなくて血管にたどり着く頃には明け方やなあとか考えていました。最後の晩餐コンビニ弁当じゃんウケるとか。
確かにお母さんは悲しむし自分を責めるだろうなとか、友達とか先生はショックだろうなとか、いくらか遊びの約束してたなとか、見られたくないもの捨てそびれたなとか、もうちょっとやりたいこと残ってるなとか考えたんですけど、正直死んだ後のことなんてどうでもいいやと思いました。死後の世界を信じてないので、死んでたらみんなが悲しむのとか見える訳じゃないし。わたしには関係ないし。多少申し訳なさはあるけど、みんなわたしを助けてくれなかったじゃん今さら遅いよとか思いました。
結局缶ビールと5%の缶チューハイ半分と抗不安薬5錠くらい飲んで夜中の2時頃に急激に冷静になって、やっぱやめとくかと思って血塗れの服を着替えたり傷にガーゼ貼ったり片付けたりし始めました。本当に謎に冷静で、我ながらなんでこんなに落ち着いてるんだろうと思いました。抗不安薬が効いたのではないかと勝手に思ってます。血も止まってるみたいだったし、明日精神科に行こうと思って朝9時からしか空いてないからとりあえず寝るかと思って、指示通り処方薬を飲んで寝ました。無駄な真面目さだな。
次の日朝一で通ってる精神科に今日行きたいんだけどって言ったら空いてますよって言われ、診察を受け、首のやつどうしたのって聞かれて自分でやりましたって言ったらそこまで追い詰められてたんだね気づかなくてごめんねって言われました。怒られると思ってたからびっくりしました。ついでだしと思って今まで話してなかった自傷行為のことも話しました。辛かったねって言ってくれて、首の傷は縫った方がいいから病院紹介するねって言われ、そのまま大きめの病院に行きました。縫合してくれた先生が若い先生でめちゃくちゃ手が震えてたのが印象的でした。お医者さんでも緊張するんだなあと思ってむしろ気が楽になりました。看護師さんもお医者さんもみんな優しくしてくれて、なんでこんなことしたのって怒る人がいなくてほっとしました。
でもお母さんに連絡してって言われて絶対いやだと思って軽く渋ったのですが、やはり逃げ切れず電話する羽目になりました。びっくりされてお家まで来てくれました。いやお母さんも原因の一部なんですけど……と思ったけど、会って話をしたら意外と気が楽になりました。泣かせてしまったけどあんまり申し訳ないとは思わなかったです。ごめんなさいって言ったら逆にダメだなというか、本当はお母さんの言葉に傷ついた時にはっきり言えばこんなことにはならなかったかもしれないので、自分の気持ちに素直になろうと思って謝りませんでした。ちゃんと謝りたくなった時にごめんなさいって言います。逆にごめんねって言われました。
今後は普通に生活してた方が無駄に悩まず済みそうなので、とりあえず今まで通りというか、やりたいことをやろうと思います。だからあんまりがっつり休むとかはしないかな。今も中途覚醒しちゃってこの文章を書いているので、その辺もお医者さんに相談します。あとぼうっとしてた方が余計なことを考えずに済むって話をしたので強めの薬になりました。ODしないか心配されたけど、気持ち悪くなるのはすごく嫌いなのでやりません。先生たちは酒大量に飲んだからだろうとか過量服薬したからだろうとか思ってるみたいだけど、別に酔うほど飲んでないし薬もおそらく1日の上限ギリギリぐらいだし、酒と薬は関係ないと思ってます。むしろそのおかげで冷静になったと思うし。でもしばらくお酒は飲みません。ちゃんとお医者さんに言って薬で調整します。
両親のごたごた(無事に離婚できるかどうかとか)も、お母さんは気にするなって言ってくれたけどどうしても気になるので、お医者さんに教えてもらった相談センターに一度行ってみようと思います。色々手段があるって安心できたらあんまり心配にならなくなるかもだし。あとはお母さんに辛いって話をしたらお母さんも辛かったんだよみたいな話が同じくらいか下手したら倍以上の勢いで返ってくるので、もうこれ以上はあまり話さないようにするし、傷つくこと言われたらその場でちゃんと言おうと思います。そのかわりカウンセリングに通って言いたいことを言ってきます。
今は描きたい絵の構図がいくつか浮かんだことと、いいなって思うイラストレーターさんを何人か見つけけたので、研究してみようかなって方面で楽しみなことを見つけました。あとはレジンとかワイヤーアクセをやりたいので、そのデザインも考えてみます。
自分の研究も今割と大事なところかつ楽しいところなのでそこにも集中して嫌なことを考えないようにする。あとは勉強、というかテストがあってそこはちょっと心配のタネになっちゃいそうなので、もう留年してもいいかって思いつつお医者さんに相談して、もしかしたら配慮願を出すかもです。使えるものは使う精神。あとはお友達に頼る勇気。
みんなにもうしないでねって言われたけど正直しませんって約束は出来ないです。まだちょっと消えたいなって思う。でも想像以上に死ぬのは大変だった。だからしばらくはやりません。とりあえず危なそうなものは全部捨てたし、薬は今まで通りに真面目に飲むし、楽しみなことを考えてやってみて生きてみようと思います。そのうちいい感じのイラストとかアクセサリーとかみんなに見せられたらいいな。迷惑かけまくったけど、これからのことを考え直すいいきっかけになったかなって気もしてます。また少し色んな人に相談とかお願いとかを出来るようになったと思うし、なんとなくすっきりもしたので。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。初めに書いたからいないと思うけど、死にたいなって思ってる人の背中を押すことになるのは嫌なので(というのは自分のわがままだけど)、とりあえずめちゃくちゃ難しかったですということだけ言っておきます。