市販のスーツケースに入るあの自転車がさらに進化している件といろいろ■2023年10月07日更新
広島県広島市にある『動く』自転車屋【サイクルサービストグト】のnoteをご覧いただきありがとうございます。
もう20年くらいは飛行機に乗っていない『快適長持ち系自転車安全整備士』ノーリー(店長)です。
たまには旅行にも行きたいとも思います。
…が、やるべきことが多すぎて、今はそうも言っていられません。
■ミニベロミーティングに行ってきた
道の駅 湖畔の里 福富にて、先月17日に開催されたイベント『ミニベロミーティング2023 in福富』に行ってきました。
当店にて取り扱いのある【CARACLE】(カラクル)や【DAHON】(ダホン)や【TERN】(ターン)の他にもいろいろなミニベロを実際に見て試乗もできるというイベントです。
ミニベロユーザーさんの自慢の愛車もたくさん持ち込まれていました。
■20インチなのにスーツケースに入るアレ
20インチのタイヤサイズを採用している自転車で、折り畳みサイズは世界最小という【CARACLE】S(エス)。
横47cm
奥行き33cm
縦65cm
という驚異の小ささで、駅のコインロッカーにも入ります。
LCCを除くほとんどの航空会社で無料運送が可能(三辺合計158cm未満)なので、飛行機輪行にも使えそうですね。
そして小さくなるだけではありません。
2017年に開催された第8回スズカ8時間エンデューロで『4時間ミニ・リカンベント』クラスでの優勝を果たす等、スポーツバイクとしての基本性能も持ち合わせています。
4時間総合でも出場515チーム中45位に入り、ロードバイク主体の中で上位8.7%に食い込むという成績です。
ブランドの母体であるメーカー、テック・ワンの社員さんで構成された『チームCARACLE』の走力が高いのも要因でしょうが、車体の走行性能が優れていることは間違いありません。
当店でも試乗車をご用意したことがあります。
私も実際に乗ってみて、その走行性能の高さに感動したのを覚えています。
過去には実際に輪行もしてみました↓
■ドロップハンドルバージョン登場
ついに公式がドロップハンドル仕様を出してきました。
が、よく見るとハンドルバーに違和感が…。
↑ローポジション(下ハン)部分が非常に短く、実質ブルホーンハンドル+αという感じです。
メーカー担当者によると、折りたたんだ際にハンドルバーが干渉しないよう、こうなったそうです。
ドロップ部分を握れないのでは意味が無いと思われるかもしれませんが、そうでもありません。
↑一般的なロードバイクと同様、通常はミドルポジション(『ブラケット』、『上ハンドル』とも言う)でブレーキレバーに指をかけます。
ところが、ロードバイク用のブレーキ(キャリパーブレーキ)はガチッと止まれるブレーキというよりは、スピードをコントロールするという感じで、制動力は高いとは言えません。
↑一方、このようにハンドルバーの下側(ドロップ)部分でブレーキレバーに指をかけると、力が入りやすく、ブレーキをより効かせやすくなります。
スピードを出すために車体を左右に激しく振る乗り方だとドロップ部分もある方がいいですが、この車体は本来、レース用機材ではないので実用性十分なハンドルバーとなっています。
リアディレイラー(変速機)は【SHIMANO】TIAGRA(ティアグラ)で10速仕様です。
フロントはシングルなので、10段変速仕様となっています。
フラットハンドル+Vブレーキ仕様の従来のカラクル・エスは20インチと呼ばれるタイヤでもHE規格(ETRTO406)を採用していました。
しかし今回のドロップハンドル+キャリパーブレーキ仕様のものは、WO規格(ETRTO451)を採用しています。
『451』は『406』に比べてロードノイズ(路面からの振動等)を拾いやすいのがデメリットです。
しかし、軽快に走行できるというメリットがあります。
↑ロードノイズを打ち消すエラストマーサスペンションf.light。
flight+light=f.lightということで、航空輸送対応サスペンション(オイル非使用/ガス非使用/非密閉構造)となっています。
あくまでも旅のお供としての自転車というスタンスは変わりません。
今回、私も試乗してみたところ、451と406のロードノイズの差は気になりませんでした。
結局このエラストマーサスペンションが、いい仕事をいてくれているのでしょう。
■リコール情報
ここまでいろいろとご紹介してきましたが、特定の期間に生産された一部の車体で、リコールが発表されています。
ちなみに当店では該当車体(品番)の販売履歴はありません。
しかし【CARACLE】正規販売店として、この度のリコールについてもお手伝い致します。
工業製品である以上、不具合のある製品が世に出回ることは多々あります。
自転車パーツメーカーの最大手【SHIMANO】だって例外ではありません。
問題は、その後の対応だと思います。
信頼できるメーカー(ブランド)というのは、問題が発覚した際の動きは早いです。
メーカーとしての誠意もじゅうぶんに感じられます。
【CARACLE】(カラクル)は、相変わらず推せるブランドのひとつですね。
ご注文、購入相談、リコールの件等、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
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当店は出張修理等が多いため、決まった店休日や営業時間という概念がありません。
他店様が営業していない時間帯でも予約制にてご依頼等を承ります。
また、当店にて自転車の販売(防犯登録含む)も行っておりますが、他店様にてお買い上げの自転車の組立や点検及び調整、修理やカスタマイズ、オーバーホール等のアフターケアも大歓迎です。
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