リアハブモーター仕様のタイヤ交換は大変だけど…■2023年09月05日更新
広島県広島市にある『動く』自転車屋【サイクルサービストグト】のnoteをご覧いただきありがとうございます。
ガソリン価格の高騰ぶりに震える『快適長持ち系自転車安全整備士』ノーリー(店長)です。
20年前と比べると8割増しくらいでしょうか。
昔のことと比べても仕方がないんですけどね。
しかし、ガソリン代も含めて車両維持費を考慮して自転車を日常のアシにする人がまた増えています。
■リアハブモーター仕様は大変
さて、今回は通販にて購入したという電動アシスト自転車の出張修理のお話です。
リアホイールの中心部にある『ハブ』にアシスト用モーターが内蔵されているタイプには、必要な電線(コード)が付いています。
これ、かなり慎重に作業しないと断線するリスクがとても高く、断線してしまったら悲惨です。
慎重に作業しても、断線してしまうリスクは消えません。
コードを脱着できそうなコネクターっぽいものが付いていますが、どうにも外れない状態でした。
仕方が無いのでコードはそのまま、リアディレイラーも外して後輪を外し、タイヤとチューブの交換をすることにしました。
ついでにリムベッドの下処理もして、内側からのパンクのリスクは無くします。
こういうこともあろうかと、ドリンクケースだけを酒屋さんから購入していました。
これがあることで、後輪を傷付けずにタイヤの脱着ができます。
昔勤めていた某チェーン店で、自転車整備の大師匠はレジカゴを使っていました。
コードの長さに限界があり、ヘタに引っ張ると断線して電動アシスト機能が死んでしまいます。
ハブモーター仕様は構造上、整備でとても苦労するんですよ。
ドリンクのプラスチックケースは非常に頑丈で、台としても活躍します。
レトロな雰囲気の居酒屋とかだと、イス代わりにしている店も多いですよね。
何とかタイヤ・チューブを交換し、ついでにリムも掃除しました。
ブレーキも微調整済みです。
タイヤは【SCHWALBE】のマラソン700×35C、チューブも【SCHWALBE】製です。
特にアメリカ式バルブなら、【SCHWALBE】製をオススメします。
ボトムナットが付いているので、空気入れ作業で苦労しません。
■シメ
ドリンクケースのおかげもあり、電動アシスト機能も無事なまま作業を完了できました。
意外な物が自転車整備に役立つこともあるんです。
これからも創意工夫を続け、ユーザーさんに喜んでいただける仕事を心がけます。
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