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サッカーのあるくらし
サッカークラブの応援なんてしないほうが人生はよっぽど楽だ。
「あっ、今日は地上波で放送があるんだ」
ぐらいのテンションで試合中継を見て、勝ってたら見続ければいいし、負けてたらチャンネルを変えてもいい。
なんならスマホでYouTubeを見たっていい。
それぐらい、いまはコンテンツが飽和している時代だ。
1敗したことで1週間落ち込むことなんてない。
金曜日までと変わらないテンションで日曜日を迎えるだけだ。
自力昇格の可能性がなくなったって気にすることなんてない。
上位チームが負けるのを待つだけだ。
けれど、問いたい。
それって、そのくらしって、面白いの?
少なくとも僕はそう思わない。
鹿児島ユナイテッドが負ければ、1週間つらいし、自力昇格の可能性が一時的にでも消えてしまえば、この世の終わりなのかと思ってしまう。
だからこそ、ホーム最終戦まで自力昇格の可能性を残した2023シーズンは最高に楽しむことができた(まだ終わってないけれど)。
間違いなく、サッカーのあるくらしは僕の人生に欠かせないものになっていた。
明治安田生命J3リーグ 第37節
2023年11月26日 13時5分キックオフ@白波スタジアム
鹿児島ユナイテッドFC VS アスルクラロ沼津
2-0(0-0、2-0)
天気:曇 気温:20.8℃
入場者数:11,978人
スタグルはやっぱり欠かせない
かごしま国体のために、しばらくスタグルがないホームゲームが続いていた。
ようやく通常運営の戻ったのがこの日だった。
自力昇格の可能性を残したホーム最終戦ということもあって、チケットは前日にソールドアウト。クラブは12,000人の来場を予測していると発表していた。
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この日、スタジアムに着いたのは試合開始の3時間ほど前。
普段が2時間前なので早すぎるぐらいだと思っていた。
けれど、実際の人の集まり方は体感ではいつもの2時間前以上だった。
メインスタンド側では入場待ちやスタグルの列ができていて、行き来するのが大変だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1701002264138-XM3S4xxWQa.jpg?width=1200)
そんな人波をかきわけつつ、腹が減っては戦はできぬとスタグルの列に並ぶ。
何度か食べた懐かしの黒豚ハンバーグ丼で腹を満たして、優先入場で確保した自席へと向かった。
ホーム皆勤
鹿児島ユナイテッドの試合を定期的に見始めて数年になるけれど、仕事だったり、用事があったりしてホーム戦も全部は見られていなかった。
今年はタイミングも合って、ようやくホーム皆勤を果たすことができた。
その代わりではないけれど、昨年、一昨年とあったアウェー観戦がないのが少し寂しい。
とはいえ、たぶん今年の白波スタジアムの平均観客動員数は過去最多。
勝った試合も負けた試合も、来て損をしたとは思わなかった。
祭りに行くのが好きな人になんで祭りに行くのかと訊いても、きっと明確な答えは返ってこない。
いわゆる祭り気分が好きだから祭りに行くんだと思う。
サッカーの試合を見に行くのも似たようなもののはず。
試合のレベルが同じだとしても、観客が多い試合を少ない試合と比べると結果に関わらず、前者のほうが楽しいはずだ。
だから、僕は鹿児島ユナイテッドのホームゲームに通っている。
あと一つ
![](https://assets.st-note.com/img/1701004103057-45mXK4QpSq.jpg?width=1200)
この日、鹿児島ユナイテッドは後半20分に先制点を上げた。
追加点はその4分後。
スタジアムの雰囲気が追加点につながったと感じるのはサポーターのうぬぼれではないと思う。
一方で、勝点2差の3位、富山もきっちり、というか、想定以上の点差をつけて勝利した。
結果、J2昇格争いの行方は最終節までもつれることになった。
勝点差2ということは、得失点差でかなり優位に立つ鹿児島ユナイテッドは引き分け以上で昇格を決めることができる。
昨シーズン、勝点1差で昇格を逃した経験からすると、相手は違うとはいえ、リベンジの機会とも言える。
けれど、引き分け狙いは難しいというのは、これまでのJ1昇格プレーオフでも示されている。
だから、次は、いや次も、勝利を目指すべきだ。
その先に、きっと新しい景色が見えてくるはずだから。
最終節まで昇格争いができていることに感謝しつつ、来週もエールを送ろう。