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新紙幣は「ダサい」?実はよく考えられたデザインに「見やすい」との声も
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今回のテーマは「新紙幣」です。2024年の上半期をめどに流通が開始される予定の新一万円札。そのデザインについて読み解きます。
新一万円札のデザインが満を持して公開
先日、日本銀行が新一万円札のデザインを「じゃーん!」とツイート。「日本資本主義の父」とも呼ばれる渋沢栄一や東京駅があしらわれたデザインは話題を呼び、13万リツイートも拡散されました。
じゃーん!新一万円券https://t.co/a7emAPkOOt pic.twitter.com/9ZangzrnZB
— 日本銀行 (@Bank_of_Japan_j) September 1, 2021
なんか…「ダサい」?
そんな超バズった新デザインですが、ダサいという声がたくさんあがっていました。特に「10000」というフォントに違和感を覚える人が多く見受けられました。たしかに今までの一万円札では、漢字で「壱万円」と書かれていた部分が「10000」と大きな数字になっています。
新一万円札が古臭い?ダサいデザインに感じるのは私だけ??
— 一瞬リアルになったねこたろう (@King_Lear0608) September 3, 2021
なんか…新しい一万円札のデザイン安っぽく見える気がする…
— ゆでたまご (@seo_628hyun) September 2, 2021
数字が大きいからか字体のせいか…
実は工夫が多く込められたデザイン!
しかしそれにより、外国人や弱視者を含む多くの人にとって使いやすいデザインになっていると指摘する意見も。数字を大きくしたりフォントを工夫することで日本人以外もわかりやすく、さらに文字を読むことが困難な人にも判別できるようになったのです。
「10000」の字体がダサいことで評判の新紙幣ですが、シンプルなゴシック体の数字を大書きすることになったのは、外国人、弱視者、こども、ディスレクシアなどできる限り多くの人が「読みやすい」ことを目指した結果です。
— 社会建築もぐり/なかみねひろえ (@sha_ken_mogri) September 1, 2021
直感的にダサいとは思いますが、この時代らしいとも言えます。 https://t.co/oZzREf23nc
実際に「見やすい!」という意見も
流通はもう少し先ですが、すでにそのデザインの利点は発揮されているようです。お父様が弱視だというこちらのこちらのユーザーによると、新デザインはお札を区別しやすいとコメント。
新しい一万円札のデザインの発表をNHKで見た時、赤緑色弱・緑内障・白内障・加齢(80が近づいてきた)で既に本や新聞等が一切読めなくなっていた実家の父が
— DJ TECHNORCH ( BEMANI / MxCx / Cock Rock Disco ) (@technorch) September 2, 2021
「あぁ、この見た目なら区別しやすいなぁ。」
と言っていたので、誰が考えてるのか知らないがよく考えてあるんだなぁと思いました。
また、「治療のための瞳孔を開く目薬をさしたあとに、現在の一万円札と見比べてみた」というユーザーも登場。焦点が合わない視界の中でも、新しい一万円札は金額の数字や漢数字、人物をはっきり判別できたそうです。
もう全然違う!!現行紙幣では数字が小さい上に色も背景に馴染んでて、10000なのか1000なのか分からない。漢字に至っては潰れて見えるし、色もぼんやりだからわかりづらい。新紙幣は数字の部分・漢数字・人物がはっきりと見えて容易に判別が可能だった。数字が大きいこと、特に0が大きいのは本当に良い
— 轍 (@wadachi8891) September 4, 2021
ユニバーサルデザインへの関心が高まっていた
性別や国籍、能力などを問わず多くの人が使えることを目的とした設計をユニバーサルデザインといいます。特に最近はパラリンピックが東京で開催されていたこともあり、多くの人の関心が高まっていました。
パラリンピック開会式では、色弱の人でも読みやすいプラカードが話題になりましたよね。このような背景もあり、ユニバーサルデザインの新紙幣はより注目されました。
プラカード、何でこんな色なんだろ?って思ったら色弱者の方向けなんだねぇ。知らないところで色々な配慮がされてるのかもしれない😌#パラリンピック #開会式 pic.twitter.com/dyMp4D2bRj
— 狐兎サァカス🎪🎡 (@KoUsagi_Circus) August 24, 2021
デザインに込められた配慮を知って納得するという人が続出。さらに新紙幣についての話題が広がっていきました。
新一万円札のデザインが「クソダサい」と批判されているのを知ったのはTwitterから。一方で「視覚に何らかの障害がある人でも見えやすいように作られている」という事実を知ったのもTwitterから。物事は多面的な視点から見なければいけないと改めて感じた。
— 夏谷あや(つっちー) (@oniilove0826) September 5, 2021
そうは言っても、使ってみないことにはわからない
たくさんの工夫がある新一万円札、「慣れるためにまずは配りましょう!」と面白おかしく期待する声も多くあがっています。ひとまず10枚ほど配布していただいて使用感を確かめたいですよね?
新しい一万円札のデザイン、批判や不満が吹き荒れているようだが、私としてもキチンと精査した上で物申したいと思うところがあり、みなさんもそうだと思う。国はひとまず10枚ほど見本として市民に新一万円札を配ってから議論を始めよう。来月にはもう10枚ほど参考資料として送ってもらい使用感を確かめ
— ursus (@ursus21627082) September 2, 2021
まとめ
「新紙幣」が大きな話題になった理由は、次の3つです。
・紙幣はみんなが使うものであり、話題にする人が多かった
・不満の声も多かったが、デザイン理由の考察が広まり、納得する人が増えた
・パラリンピックが開催されたこともありユニバーサルデザインが注目されていた
デザインに込められた配慮を知ることで、新紙幣の登場が待ち遠しくなりましたね!
以上、「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした!
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