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思えば、『95』には友情・努力・勝利が揃っていた

エモい
感情が揺さぶられたときや、思わず感動したとき。また心地のよい懐かしさや、センチメンタルな気持ちになったときに使われるスラング。
何とも言い表せない感情を表すときに使われる。

便利な言葉だ。


私の持論だけれど、「エモい」を使うと感動が薄れてしまうような気がしている。だから極力使うことを避けてきた。



そう、避けてきた……のだけれど、
『95』を観て端的に一言感想を申し上げるとしたら、悔しいけれど「エモい」が最適解だと思った。


1995年の記憶なんてほとんどないのに懐かしい。
うまくいかないことがたくさんあって感情的になる。


この気持ちはどこからやってくるのか。



今週、最終回を迎えた『95』。
ドラマの発表から最終回までを振り返ってみると、いろんなことがあったし、いろんな情報が出てきた。
それらが忘れたくないなあと思うくらい、キラキラしていたので、覚えているうちにまとめておこうと思う。

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まずはこれを見てほしい。

4月8日の初回放送前、
それぞれのInstagramで上げられた写真。
4人で集まっている…!?しかもそれぞれがシャッターを切っているバラバラのカットというありがた案件。

『95』公式ではなく、それぞれの個人アカウントを使って上げているということは、放送を盛り上げるための施策ではなく、プライベートでの集まりということ。

そういうの普通お仕事でやるやつじゃない????
仲が良いと雑誌やインタビューで見ていたけれど、想像以上のマジのやつだ!!!!

都合がつかず参加できなかったと思われる佳央太くんも、4人がしっかりメンションしていてさすが絆を感じる。

佳央太くんもモノクロで台本を上げていた。

ちなみに犬飼くんのメンションが写真ときれいに合っていないのおもしろいから、ぜひとも見てきてほしい。



GWには5人揃ったプライベートの写真が上げられた。

みんなで大志くんの舞台を観劇しに行っていた。

舞台で忙しい時期だったであろうに、ドラマのオファーを受けた大志くん。その理由のひとつに海人くんとの共演を挙げていた。

なにより学生時代の後輩でもある、髙橋海人くんと共演できるという事も、出演を決めた大きな理由です。彼のまっすぐで、一生懸命お芝居に向かう姿が僕は大好きです。

『95』HP 出演者コメント

翔のように海人くんへ信頼と期待を寄せる大志くんと、Qちゃんのように周りの人を地で巻き込む海人くん。
作品とリンクする部分があると感じた。


雑誌でさまざまな海人くんのインタビューを読んでいると、撮影中に中華屋さんに行ったエピソードをよく話していた。大志くんが「日高屋に行かない?」と提案し、みんなで行ったとのこと。高校時代によく行っていたらしい。

合計金額当てをやって、一番離れてた人がおごるゲーム、つまりゴチをして、大志くんにごちそうになったようだった。

そしてその日に、原作者の早見先生が現場にいらして、たまたま休憩時間にみんなが食べに行った時間と重なり、5人誰もいなかったという良質エピソードまである。

この仲の良さから、早見先生は「このドラマは面白くなる」と確信したともお話しされていた。


6月14日、大志くん26歳の誕生日に『中川大志のConnected base』が生放送を行った。そのサプライズゲストとして、海人くんがやってきた。

尾崎世界観さんからのメッセージから、高校生のときにカラオケで先輩が歌っているのを聴いてクリープハイプが好きになったと海人くんが話すエピソードの先輩が中川大志くんであったことが明らかになった。そんな恩人だったんだったなんて。事実は小説よりも奇なり。

95メンバーのグループラインでみんなが大志くんのお祝いをする中、海人くんだけ出てこなかったと話す大志くんに「直接言いたかったからね」と海人くん。
また共演してほしい、きっとまたお仕事できる。
そんな気がしている。



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犬飼くんがレギュラーで出演する『ぽかぽか』で、GWに海人くんと大志くんの3人でサウナに行ったとも話していた。
何かの雑誌で海人くんがみんなでサウナに行きたいと話していたのを読んだ記憶があるから、ちゃんと計画が実行できたのだと微笑ましかった。


ドラマが始まる前の3月13日には、廉くんのアカウントで行われた移動車でのインスタライブ(アーカイブはない)で、れんかいが犬飼くんについて話すことがあった。

「犬飼さん出てるよね〜? あのひとガチ! イカれてるよね?」と『95』の共演者さんについての話で切り出した廉くん。かなり飄々としている印象を持っているのだろうなあと思わず笑った。
『新・信長公記』で廉くんと犬飼くんは共演している。
キメ顔廉くんの前で堂々と犬飼くんが自撮りをするということもあった。面白い人だ。


インスタライブの話に戻る。
放送の日に、"会って一緒に観ましょうよ" と海人くんが連絡したら、「忘れられない夜にしてやるよ」と犬飼くんから返ってきたらしい。なんて返信するか迷った海人くんはそっと携帯を閉じた。

廉「海人のこと好きなんじゃない?抱こうとしてるんじゃない?」
海「たぶん好きだと思う」
廉「その節あった? 現場中」
海「……結構目合うなと思った」

なんか、れんかいが恋バナしててよかった。
犬飼くんありがとう。

第1話は先に書いたように一緒に観ていたけれど、第2話も海人くん、犬飼くん、瑞稀くんの3人で一緒に観たよう(瑞稀くんの伝記より)。仲良し。


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メンディーさんはドラマが始まる前番宣でバス旅や池の水をぜんぶ抜く大作戦に海人くんと一緒に出ていた。ふたりともほんわかとした空気を纏っていると感じた。

ダンスでも通じ合えることがあったのではないかと思う。

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moooove!!を海人くんがみんなにレクチャーして一緒に踊っていたのはとってもよかった。できる範囲でこういう風にしようとやっていて。そんな中でメンディーさんとはしっかりと踊っていたのを観てにっこり。
事務所を超えた人とのSNSのコラボはお酒が美味しい。

メンディーさんがインスタで海人くん振付のダンスを載せてくれたのも嬉しかった。しかもこれからのインスタのほうに!

言葉ではないところで分かり合っていそうな空気を勝手に感じている。


あとメンディーさんが教えてくれたこのエピソードがとっても好きだった。全人類、海人くんの笑顔を見よう。

「髙橋くんの笑い方が赤ちゃんみたいでかわいいね」という話をみんなでしていて、彼が笑うとみんなも笑ってしまって、その笑顔にとても助けられました。

エンタメOVO


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佳央太くんは海人くんの高校の後輩で、『ドラゴン桜』でも共演していた。

ふたりとも作品によって雰囲気が違ってほんとうにすごい。


佳央太くんはインタビューで、海人くんについて「不思議な魅力を持つ人」と答えていた。

また豆知識大会についても話している。
制作発表会でも楽しかったと話していたけれど、きっかけは海人くんだったらしい。

「なんでもいいからみんなで豆知識を言いませんか?」 
それが5人ががっつり話すきっかけになったとのこと。

キュウゴー同窓会のインスタライブでも、佳央太くんが博識だからという理由で、最近仕入れた豆知識を突然海人くんが無茶振りしていた。(佳央太くんは困っていた)

円盤のBOXのメイキングに豆知識大会は絶対にあってほしい。


POTATOで海人くん、大志くん、佳央太くんで座談会をしている号があり、文面だったけれど雰囲気がとてもいいなあと感じた。
3人は同じ高校の出身で、先輩後輩の関係だ。
青春時代を同じ場所で過ごした、いわば同じルーツを持つ人たちが、同じ高校の仲良しグループを演じる。バチンとハマるのにも納得する。


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最年長のメンディさんと最年少の佳央太くんは10歳ほど離れている。作中ではそれを感じさせない。5人とも同級生に見える。

原作を読んで物語がおもしろいことは重々承知であるし、脚本や監督の魅せ方が素晴らしいから、1995年の世界に没入できたということもあるだろう。

でも私はインタビューなどから出てくるエピソードやキャストたちのSNS、制作陣たちの裏話などから、海人くんをはじめとする5人を通じて、作中のQちゃん、翔、レオ、ドヨン、マルコへの気持ちが高まっていったきがした。

仲の良さがにじみ出ている、と。


ご飯に行くなら少人数とよく答えていた海人くんが、最近は大人数でわいわいやるのが好きだと答えていた。
このメンバーでお仕事を越えて楽しい時間が過ごせているのだと確信したし、この大きなお仕事のたくさんのチャレンジから得たものがあったね、と嬉しくなった。

高い熱量で良い作品を作るという共通の目的に向かった仲間たちと大人になっても青春を続けている様子に羨ましい気持ちさえ感じる。


海人くんがひとつの大きな仕事を経て、仲間や友達を増やしていく様子は見ていて清々しい。佳央太くんが話していた「『少年ジャンプ』の主人公みたい」がとてつもなくしっくりくる。

100%ではないけれど、「エモい」を感じる理由のひとつはここからきている気がしている。



ここまで読んでくださって、ドラマを観ていない人はほぼいないのではないかと思うけれど、U-NEXTで観れるからリンクを貼っておく。


エンディングまでしっかり観ること。
そこが一番エモいから。

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