「ときときチャンネル」を聴くがよい
宮澤伊織の「ときときチャンネル 宇宙飲んでみた」っていうSF小説があって。キクボンとかオーディブルで聴けるそれの音声版がめちゃくちゃ良いんですよ。聞きましょう。という話をします。
このときときチャンネル、配信者が宇宙を汲んだやつを飲んでみたり時間を結晶化させたりするという、素頓狂な様子を「配信画面の視点」で小説化した本で。なかなか画期的なことをやってるんだけど。
それがどういう文章になっているかというと、もう主人公の十時さくらがずーっと画面で喋り倒してる体なわけですよ。コメント読んだりとか。で、相棒の多田羅未貴の合いの手が入って。要は地の文まったくナシ、2人が喋ることで話が進んでくわけです。
で、それが朗読作品になるともう完璧なわけですよ。喋るのメインだから。主役の2人を奈波果林と藤井彩加がやってるんだけど、イメージもピッタリで。キクボンとかオーディブルで聴けるのでぜひ聞くと良い。
いやーシリーズあと50話ぐらい出てほしい。寝る前に無限にランダム再生し続けたいわ