テンプレはつまんなくなかった
皆さんは、異世界系小説を読んだことはありますか?
私はそれほど熱心に読んだことはないのですが
「トラックに轢かれて死亡」「神様に優遇される」「中世っぽい剣と魔法の世界」「超人的な能力を得る」「奴隷を買う」「ハーレムを作る」「俺TUEEEE」「また何かやっちゃいましたか?」
みたいな、テンプレートを下敷きにしたどれもこれも同じような作品ばかりでつまらないという認識があります!今回は、そんな認識が正しいのかという検証もかねて1つの作品を読んでみて思ったことを書きます!
読んだのは「私、能力は平均値でって言ったよね!」というアニメ化もされている作品です。Amazonプライム会員なら1巻を無料で読めるので興味がある方は読んでください。以下、多少のネタバレを含みます!
この作品は、「トラックに轢かれて死亡」「神様に優遇される」「剣と魔法の異世界」「超人的なパワー」「また、何かやっちゃいましたか?」要素が含まれていました。満貫です。
なんとなくタイトルで想像出来ますが大まかなあらすじを書きます。
平均的な生活を送りたいと考えていた主人公ですが、世界最強生物の半分の力を手に入れてしまいます。それを隠そうと生活をするのですが、天然なためその力の片鱗を周りに見せてしまい、本人の思惑とは裏腹にどんどん普通の生活からは遠ざかってしまう――――みたいな話です!
いま上げた要素だけでも、先の展開が読めてつまらなさそうですよね!
私もそう思いながら読んでいたのですが
つまら――――――――――――――なくなかったです!
そもそも先の展開が読めてしまうというのは、実はつまらなさに直結しないのではないでしょうか?例えばの話なのですが、王道マンガの主人公って基本的に負けないですよね。ですが、どうせ勝つなら読む意味ってないよね?なんて言う人は斜に構えたオタクぐらいだと思います。
結局、過程がしっかりしていれば結論が分かっていても面白いということですね。
異世界系小説のテンプレートを見ただけで、先の展開が読めるからうんち!!みたいな考えになってしまうのは早計なのかな、と考え直すきっかけになりました。
「私、能力は平均値でって言ったよね!」の感想はほとんど書いてないのですが、また機会があれば書いてみようかなと思います。つまらなくはなかったけど――――――んぴゅ……って感じでした!
皆さんも、開始1pでトラックに轢かれて2pで神様が出てきて3pで異世界に行くような話に出会っても、もう少し読んでみてはいかがでしょうか。
その話がつまらなくても私は責任を取りませんが。