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これは小説と言っていいのだろうか?

先日読んだライトノベルが、小説ではなかったので紹介しようと思います。

タイトルは「食い詰め傭兵の幻想奇譚」です。Amazonプレミアム会員なら無料で読むことが出来ます。誰でも読める無料サンプルだけでも違和感を感じられると思うので、良ければダウンロードしてみてください。

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読みながら、最初に感じたのは、物語の展開が遅いというものでした。

この小説の始まりは、自分の傭兵団が壊滅した主人公が、お金もないしどうにかしなければ……と冒険者ギルドで悩んでいるところから始まります。

同じような始まり方をしている小説として、私は緋色の研究(シャーロックホームズシリーズの1作目です)を連想しました。ワトソンが怪我で軍を辞め、お金もないし家を探さなければ……とバーにいるところから始まります。

似てますよね?似てないかな?

二つを比べた時この説明に要するページ数として

食い詰め傭兵は9.2ページ

緋色の研究は1.8ページ

を割いています。(kindle版ではページ数が乗っていないので推定です。)

まあ単純比較できるものではないと思いますが。

では、この多く割かれたページで何が描写されているかというと、主人公がなんか思ったり考えたりしてるだけです。

「主人公は〇〇だと思った。〇〇と考えた。」みたいな表現が多すぎる!!

これも本当に多いのか他の小説と比較してみました。

思いすぎ考えすぎ

緋色の研究だけでなく、他の有名なライトノベルと比較してもクソ多いです。この大量の「〇〇だと思った。〇〇だと考えた。」は作者が説明したいことを主人公の思考を通して書いているせいだと思います。読者の想像の余地がなくなってしまいますし、思ったり考えたりしてる間は物語が進行しないので余計にページが増えてしまいます。

これが、この本が小説ではないと私に思わせた理由です。

正直、まだまだ理由がありそうなのですが、これ以上向き合うと脳が破壊されそうなのでやめておきます。余裕のある人は読んでみて、私に理由を説明してください。

んぴゅ……

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