好きだったものが好きじゃなくなっていく感覚
私は小さい頃からポケモンに関することが大好きだ
ゲームは一番最初のカントー地方からピカチュウと旅をしているし、スピンオフの作品もできるだけ遊んでいて、Switchで今すぐ遊べるソフトは発売から数年経った今になってやりこんだりもした
スマホのアプリで展開されているスリープやマスターズEXは、1日1回は起動させて今日は何をどうしようか?と考えながら、ポケモンから出てくる癒しを手に入れている
と、書きながら、
今回はこのことをしっかりと前置きに書かなくてはならないと思っているので、太字で書きます
このnoteは「批判的なこと」を言葉を選ばずに書いているので、今現在放送中のアニポケ(リコロイ)を楽しく見ているよ!という方は、ここで帰った方が絶対にいいよ
あわなくてリタイアした人もいるよっていうことを書いていきます
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サトシとピカチュウのポケモンマスターを目指す旅は、26年の時を経て終了した
ずっとずっと大好きな楽しさ、ワクワク、おもしろさ、まだまだ見ていたいっていう気持ちに幕が閉じたのは本当に寂しかった
次のシリーズや主人公がすぐに発表されて、あの時はサトピカじゃなくなっちゃう不安もあるけど、新しくなってもきっと楽しめる!と思って、そこそこ前向きな気持ちで新シリーズを受け入れていた
リコロイのキャラクター原案も杉森建さんで、良いじゃん!可愛いじゃん!って、新主人公を受け入れていた
新しいオープニング「ドキメキダイアリー」も、アニポケ特有の疾走感とキラキラ感が良くて、何回もYouTubeとかで何回かリピートするくらいには気に入ってた
ライジングボルテッカーズっていうゲームには全く出てこなかったオリジナルキャラクターがたくさん出てきても、みんな魅力的にはつらつと動いていたし、キャラクターとしてひとりひとりが立っていたのでこれからも楽しめる!って思っていた
全ての新しい要素に対して全く否定的な気持ちはなかった
最初の何話かのストーリー構成以外を除いては
最初の何話かはリコがライジングボルテッカーズに拾ってもらうまでのお話を描いているのだけど、リコが拾われる理由が、リコはおろか視聴者側にも全く開示されない
なぜ、ライジングボルテッカーズというチームはリコを探し出して助けようとするのか?
なぜ、エクスプローラーズというチームに追われているのか?
と、謎を抱えているのに冒険は構わずに進んでいく
私はこの時点で何が何だか分かっていないので感想を何も言えないままでいると、Xで流れてくる感想は「めっちゃおもしろいじゃん!」しかなかったので、見続ければおもしろさに気づけれるのかもしれないと思って、感じていた違和感を拭ってまでも視聴を続けた
けど、最初の謎は1ヶ月、2ヶ月経っても、勿体ぶるように謎は解けなかった
だいたいお話に軌道が乗ったところに放送休止があったりして、私が感じた最初の謎を忘れかけたころ、リコのお母さんのお願いでライジングボルテッカーズがリコを匿う理由を開示していた
気がする
気がするというのも、このへんで非常に体力を使って見ている自分がいて、こんなに好きだったものに対して、へとへとになってまで頑張って見ていたことに気づいた
その時のオープニングもドキメキダイアリーから変わっていて、あまり好みじゃなかったのでほとんど聴いてない
少し見るのを辞めればまた見たくなるかもしれないと思って、1ヶ月くらい離れた
新しいシリーズになり、パルデアのキャラクター達が出演することになって、きっと今までみたいにゲームでされなかった補完もあったりして見れるかもしれないと思って視聴再開
動いて喋るネモやボタン、バトルや会話をする四天王やジムリーダー、パルデアのポケモンがたくさん見れたし、そこだけ概ね満足はした
その後はまたオリジナルストーリーへと方向が変わっていったので、見る気持ちがぷつんと切れてしまった
パルデアのシリーズを見ている間にも、オリジナルストーリーへの伏線がはられていて、ゲームには出てこない要素や単語があったり、とりあえずパルデアのシリーズを完走するために、核心部分のテラパゴスが放ったらかしになってたりしてて、なんかもう見なくていっか、ってなってしまった
何ヶ月も前にやった重要なところを覚えていられないのは、自分の老いなのかもしれない
けど、今までのアニポケはこんなんじゃなかったし、もっと気軽に見れて前回を忘れない程度にストーリー展開があった
それからもうアニポケは見れていないし、毎週追っかけるのも辞めてしまった
Xで公式アカウントのポストを見続けていると、分かったことがひとつあった
製作サイドの「こういうのを作りたい」という気持ちと、私の「こういうのが見たい」という気持ちが全く違う方向を向いていること
要は「地雷カプの同人誌を読んでいる」ってことだなと解釈した
だいぶ端折って書いてきたが、noteで似たようなことを書いている人がいないかなと思って探していたら、「これワシが書いたんか?」と首がもげるほど頷くくらいのnoteがあった
今のアニポケがなぜ不評なのかを詳しく解説されている、アラトス228さんの2記事をご紹介します
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好きなものが好きじゃなくなっていく感覚は、とても辛い
でも好きだからって、そこを無理すると好きじゃなくなるでは済まなくて嫌いになってしまいそうで怖かった
毎週見ていたこともあって、アニポケに対して心のどこかがウズウズしているので、今はアマプラで昔の作品をゆっくり見始めている
好きだった頃のアニポケは今の少年誌みたいにテンポがとてもよく、トレーナーとポケモンの関係性だけじゃなくてポケモンだけの描写も忘れてなくて、毎回のロケット団のチャチャ入れもあっていい
そうそう、私が見たかったのはこれなんだよな!って昔を振り返っている
老いだなあ、
なんて思いながら、今日もポケモンスリープで睡眠計測して寝ることにする
オワリ