ぼうののう#6「点」
駐車場のない小さな映画館で映画を観た帰り、すごく気持ちよく自転車をこいで帰ったときがあった。なんの映画だったかは覚えていないけど、すっきりと、恥ずかしながら少し微笑みながら、明るい気持ちで自転車をこぎ始めた自分を見た記憶がある。数年以内のこと。
高校時代に付き合っていた人は実家の床屋を継いだらしく、翌日に友人の結婚式を控えていた私は、首の産毛を剃ってもらいに行く。というあらすじのショートフィルムを観た。
この作品は、私が東京に居た頃に公開された作品で、舞台挨拶かなにかがセットになった上映を観に行ったと思う。その後に石川慶監督は初長編作品として愚行録を撮ったのだっけ。。曖昧でごめんなさい。。。
初めて観た時は特に思ったけど、なんていうか、日常にすっと戻れるものも悪くないなと思える。内容を一切忘れるってことではないけど、すごく大きなオチは無いとか、だからこっちの感情の振れ幅もそんなにでかくなく終わって、ハハッてちょっとだけ笑ったらさぁ終わった、帰ろ。ぐらいの。ひとりでパッと観て、キャラクター同士の勘違いや気まずさとかドキッとしちゃうのとか、そういうのを楽しんで、爽やかに帰れるくらいの、そういうの、そういうのをお得に楽しみやすいってのもあるかな、短編の作品って。と思った。25分で終わるんです、この作品。
忙しい時期はショートフィルムもおすすめだなと思いますね。実はショートフィルムの映画祭に少し関わったことがあるので、その分気持ちプラスしておすすめしておきます。最近は観る方法も増えましたよね〜〜
あ、そうそう。
なんとか、徳島での初の展示が終わりました。
ぼうののう展。
ありがとうございました。