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<ビデオカメラ遍歴その3>Canon XH-G1S

ビデオカメラ遍歴その3 CanonのHDVカメラ XH-G1Sです。

今回はなんとキャノンのカメラです。

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なんということでしょう~

発売は2008年ということです。ソニーでいうと、Z5Jが発売された頃でしょうか。

感想を述べると、画質面ではソニーと違う色味が出る!ただちょっと暗い。操作面では、うーんちょっと慣れないと使いにくいね。って感じ。

だたこの値段でHDSDI出力、ゲンロック端子、タイムコード端子があってマルチカメラの収録の際にはとても便利。

というのが感想です。

実はXH-G1SはマイナーチェンジモデルでXH-G1というカメラがありました。こちらも使った事があるのですが、いろいろ「ウッ!」ってなることがたくさんありました。まず、音声の入力がInternalとExternalで分けられない点です。例えば1chをXLR入力、2chを内蔵のマイクって事ができません・・・そして入力レベルも1chはマニュアル、2chはオートってこともできませんでした。これはかなり致命的です。多分、そのような指摘があり、G1Sを発売したんだと思います。

また、これは結局G1Sになっても治らなかったんですが、音声のレベルが横の小窓のちっちゃいメーターでしか確認することしかできませんでした。これはミキサーのジェネレーター1Kを出してレベルを合わせるときにとっても困りました。

あと一眼レフカメラの作りになっていて、ビデオカメラしか使ったことのない人には難しいのではないかなと思いました。

アイリスをオートにしたければ、TVというところにダイヤルをあわせます。

これは、「シャッタースピード優先」というモード。60iの場合シャッターは1/60固定になるので1/60に設定するとアイリスはオートと言うわけです。

逆に、AVというダイアル合わせると「絞り優先」になり、絞り値を設定し明るさはシャッタースピードが自動で可変し明るさを調整します。映像でシャッタースピードが可変するのはどうなんだ。と思う機能でした。スチールのメーカーだから仕方のないことだったのでしょうか。

悪いところばかり書いてしまいました。

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これからはいいことを書きましょう。

やっぱキャノンさんです。レンズは良かったです。特にサーボ!

電子ズームの機構なのでリングを回しても中のモーターがズームを動かしているのですが、普通のデジにはできない「じんわりのズーム」ができました。ズームスピードを10段階に可変でき一番遅いモードだとENGのレンズについているサーボみたいなじんわ~りなズームができました。これは、ソニーの現行のデジでもできない機能です。物撮りはしたことなかったのですが、ステージ撮影でドン引きからのじんわりズームが本当にゆっくりできて素晴らしかったです。

画質面でもソニーと比べると、黒が引き締まっていましたね。色の出方もソニーと違う感じでこの点はソニーの上を行っていたように思います。しかし、暗い。。。Z1Jよりは明るかったですが、Z5Jと比べるとやはり暗かったです。

あとさっきも書きましたがマルチカメラの収録ではソニーのデジよりも入出力系が豊富で重宝しました。HD-SDIもついていたしTCもIN OUTついていました。

あと三脚の船の部分。

普通のデジは三脚付属の船をつけますが、キャノンのデジは三脚アタプターをかえして取り付けます。ソニーのENGの三脚アタプターを想像していただけるとそのままです。

あれはよくできていて、ソニーの船にも取り付ける事もできました。

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大学のサークルでよく使いました。

いまもキャノンはこの後継機種を出しています。

ぜひ使ってみたいです。

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