「家族ゲーム」
長く積読だった家族ゲーム
ドラマ化、という帯に惹かれて買ったのだろうなと当時を思い出す
2013年13刷と書かれているのでその頃に買ったのかな
10年以上も前だ
何度か挑戦してはなかなか進められなかったけど
今回、読めるような気がして挑んだ
でもやっぱりまだ少し早かったのかもしれない
本の厚みに反して
自分には重かった
出来のいい兄と悪い弟
終始その関係性で進んでいく
いじめのシーンは痛々しくて読んでいて顔が歪んだ
家族の前でも職員室でも構わず殴る蹴るの家庭教師
人に甘え、弟を甘やかす母親
学歴主義、亭主関白な父親
自分はまだこの終着地点が何を示しているのか
理解するまでに至っていなかった
昭和に生まれたこの本は
令和に書かれた昭和像ではなく
正真正銘の昭和に書かれた昭和の暮らしで
つい「今なら・・・」と巡らしてしまう思考が少し邪魔になった
今リメイクされたらどんな話になるのかな
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