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「天国はまだ遠く」

久しぶりの瀬尾さん

何年か前の読書熱を呼び起こしたのは
間違いなく瀬尾さんで
そして、バトンは渡されたを読んでから
しばらく瀬尾さんばかり読んでいたのを思い出す

重い話かなと思ったけど
全然そんなことはなかった

私も生活がうまくいかないこと、
もういなくなってしまいたいと思うこと、
何度も何度もあるけど
結局こうして生きている

辞表も書いて
家も片付けて
一泊1000円の民宿で
死んだら迷惑をかけるからと10万円置いておこうとする

準備は整ってるけど
衝動的ではなくて

結果的にぐっすり寝て
目覚めて気持ちもスッキリ、というところに
やっぱり寝るって大事なんだなと思った

寝たらまた明日が来てしまうけど
仕事に行く必要もない
家に帰る必要もない
何かしなきゃいけないこともない
そんな中でただ眠れるっていうのは
一番幸せなのかもしれない

そして
寝ることだけじゃなくて

携帯の充電は切れてて
テレビもなくて
本もなくて
音楽もない

毎日同じところを散歩して三食食べて寝る

そんな生活って
幼稚園とかに入る前の
生まれてからほんの数年しかしていないのかも

もう記憶にもないような時代の生活

何歳まで働くかも分からないこの時代に
いつかまたそういう生活をできるようにもなるのかな

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