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「人魚が逃げた」

待ちに待った新刊
何故か9月発売だと思い込んでたので
勝手に2ヶ月待っていた

第一印象としては
いつも青山さんの雰囲気と違うと感じた

でも、少しずつ登場人物が重なる進み方と
伏線が回収されていく様子に
いつもの空気も感じてワクワクした

次は誰が中心になるんだろう
この人は誰のどこで重なっていたんだろう、と
ストーリーよりもそちらを見ようとしてしまう時もあった

制限時間がある中で進む話
1章につき1時間進んでることに気付いたのは
3章目くらいに入ってからだった

最後の章できれいに円になって
エピローグで可愛いネタばらしもあって
もう一回読み直したくなった

どれもネタバレになってしまいそうなので
まずは読んで楽しんでほしい

大事件は起きないけど
今っぽい街のざわつきの中で
ひとりひとりすれ違って拡がっていく

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