「キッチン常夜灯」

本を持たずに出た日
思いがけず待ち時間が出そうなので本屋さんへ
タイトルは知ってたけど手にしたことがない本を買った

喫茶店とかレストランの本を色々読んだせいか
その本の情景や登場人物が浮かんでしまったけれど
特別な時だけ出現するレストランとか
生きていない人が同じ席にずっといるとかでは全くなかった

住んでいるマンションが火事になって
一時的に別なところに身を寄せていたら出会ったキッチン常夜灯

夜に家で1人のんびりと過ごすのもいいけど
安心できる場所でおひとりさまで過ごすのもいい

直接会ったり話したりしなくても
人の気配ってあるだけでありがたいことってたくさんある
だから、人恋しい時間に開いていて
入ったからと言って誰かに構われ続けるわけではなく
かと言って放っておかれてるわけではない雰囲気を纏っているこのキッチン常夜灯って
近くにあったら絶対行きたい場所

そして、朝まで開いているから
終電を逃した人が始発までいられるし
始発で来た人が仕事前に寄れる場所でもある
なんて画期的
私も朝一番のおにぎりとお味噌汁が食べたい

続編が出てるのは知っているけど
続編も同じ人がメインなのかな？

予定してなかった本だけど良い出会いだった