「ヴィクトリアン・ホテル」
読み始めて初めて表紙が重なってることに気付いた
青い、雪景色の表紙が印象的で
12月に入ったら読もうと先月から考えていたのだけど
もしオレンジの表紙を見ていたらまた読む時期は変わったのかもしれない
改めて表紙も作品の一部だと感じる
何人かに焦点を当てながら進んでいく
バラバラな登場なので少しずつ重なって出会っていく
確かに時系列で進んでいたはずなのに
途中から、あれ…?と思い始めた
ひとりひとりのストーリーが
端と端でくっついて時間が進んでいたはずなのに
段々のりしろが太くなってきて
行っては戻ってる…?と感じた
そののりしろは意外な太さにまで膨らんでて…
え?いつから?どこから?と戸惑いながらも話は進んで
はー、なるほど…というラストだった
これはもう二度読み必須
この戸惑いも含めて終盤の勢いにすっかり飲まれてしまった
面白かった
ちなみにオレンジと青の表紙を見比べていて
主な作品をふと目にしたら
「全員犯人、だけど被害者、しかも探偵」の作者さんだったと知る
気になるなぁと思いながらまだ買えていない本
ヴィクトリアンホテルを読んだおかげで
躊躇なく買える
楽しみ