「うたかたモザイク」
初めましての一穂ミチさん
とても綺麗な表紙を作成者さんのXで見てジャケ買い
17のストーリーが入っていて読みやすそうだなとも思った
・・・けれど、前々から感じていた自分の読む癖が
これではっきりとしたきっかけにもなった
全く繋がりのない短編集は入り込むのと切り替えに時間が必要で
なかなか次の話次の話と進めないことがわかった
それは差し置いて、とても読みやすかった
17のストーリーに似通ったところがなく
時代も世界も生活も違う話だったために
苦手な分野の話題ももちろんあったけれど
こんなに色んな題材で話を書けるんだ・・・と感動した
読んだ後に思い返してみて
とても印象に残っているのは「ごしょうばん」
興味深く読めたのは「BL」
レビューを見てみると「神様はそない優しない」が人気のようだった
私も好き
好き、というか、入り込みやすくて読みやすかったけど
とても切なくて、でも愛情たっぷりだと感じた話
これ一冊で一穂ミチさんを知れたとは思わないけど
知るにはたっぷり情報が入っているとも思えた本