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「太陽の小箱」

ミステリーなのかなと思ったけど
全然そうじゃなかった

この表紙の3人が主な登場人物なのだけど
合間に他の人の話も絡まっていて
これは誰なんだろう、と思いながら進んだ

3人の話じゃない時は名前が出てこなかったから
この人かなぁと予想しながら読んでいたけど

終盤に、これはこの人だったのか…と明確に分かることができる
私の予想は見事に全部外れてた

幼い弟を亡くした小学生の兄
きっと残ってる弟の気配を探しに
弟が最期に暮らしていた場所に向かう

おじさんと16歳の女の子と、11歳のその兄

切なくて、悲しくて、悔しくて
長い時間をかけて消化(浄化?)されていく話

中條さんの他の本も読んでみたくなった

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