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『神々の指紋』感想文とか その4

長かった『神々の指紋』の感想文も今回で一旦おしまい。


なんか批判多め、というかケチをつけてばかりの感想文になった気がしますが、それは著者の文章構成等についてのもので、

テーマ自体は非常に興味深いものであり、この感想文についてもご覧の通り、よく分からない力が働いて筆が進みに進み、「異様」というべき勢いとスピードで書くことができました。

『神々の指紋』CDについても、初めて聞いたときはあまりに前衛的で「何だこれは!」となったのですが、今では家にいるとき、風呂入る時と寝る時を除けばずっと聞いている状態です(白目)

あと電子化された時のサイトにもあった通り、トルコのギョベクリ・テペ遺跡やインドネシアのグヌンパダン遺跡のように12000年前の可能性がある遺跡もあるので、前も書いたけど、メキシコ&エジプトだけでなく、他の遺跡についても調査した上で執筆していただきたいものです(続編でしているのか)。

さらに、煙に巻くためにいきなり関係ない話をすると、宇宙全体で人間の観測できている物質なんてたった5%、残り95%は未観測のダークマターとなっているので、まだ解明されていないものがあっても不思議ではないと思います。

本当に関係ない話でたまげたなぁ。

文明の終わり

そんな本書でありますが、本書の最後に書かれているのは現在の文明が近いうちに天変地異によって破壊される、というもの。

ラストはアリゾナのホピ族居住地にて「世界は良くなるどころか悪くなっている!この世はもうじきおしまいだ!」なんていう予言を受けてザ・エンドとなっておりますが、
仏教的な見地からすると、いや仏教的見地でなくとも、何が良くて何が悪いのか、基準がサッパリ分からない、というのが正直なところ。

「それってあなたの感想ですよね」なんて言葉が出てきそうですが、バチ当たりなのでこの辺で止めておきます。

ともかく、本書に載っている具体的な「終末の年」としては、
まずは皆さんお馴染み、マヤ暦の終わりである2012年12月23日なのですが、残念ながらこれはもう過ぎております。

もう1つあるのが、1976年『ネイチャー』誌に記載された
2030年頃、地球の磁極反転が起きる
というもの。

あの有名ゲーム「TAO」のエンディングでも出てくる、地球のN極とS極が入れ替わるいわゆる「ポールシフト」というやつで、
磁極反転自体は地球が誕生してから何度も起きているため、それで地球が爆発四散するということはないのですが、Wikiとかで調べるに、反転するとめちゃ寒くなるとのこと。

マジかよ地球温暖化とか言ってる場合じゃないやんと思い、ホンマに2030年頃起きるんかいなと調べてみたのですが、それらしき資料が全然出てきません。

代わりに「南海トラフ地震が2030年に起きる!」とかいうのが色々出てきたのですが、お前ら2024年正月の能登半島地震すら予測できなかったくせに何寝言抜かしとんねん、
こういういたずらに不安を煽る奴らは全員ギロチンの刑だなどと物騒なことを思ってしまいました。

そんな感じなのですが、文明が終わろうが終わるまいが、一歩外に出ればボケ老人の車に轢かれて死んだり、切れた電線が飛んできて感電死したりと、死ぬ可能性というのはあるのだし、
たった今、この文章を読んでいる最中でも、心臓がマヒして死ぬ可能性だってあるのだから、こんなん考えてもしゃあないことです。

昔の人は上手いこと言ったもので、こういうのを
「天が落ちて地が崩れたらどうしようと憂いて憂いて、しまいにゃ食事も睡眠もとれなくなった杞の国の人」、
つまり「杞憂」というわけですな。

著者も少しは東アジアの文明や文化について学んだ方がいいんちゃうの。
白人の文化だけが「世界」じゃないぜ!

岡本太郎の如く「縄文土器が大好き」とは言ってるみたいだけど。

神々の指紋

そんなわけで『神々の指紋』についての感想文を色々書いてまいりましたが、タフについて考えていたら本書がきた、さらにCDまでやってきたという、出会いからして不可思議なものでありました。

そんな不思議に満ちた本書だったわけですが、一つだけ分からないのが下巻27ページにある跡について。

この茶色っぽい跡。
この27ページにだけ付いている。

この27ページにだけ付いていて、前のページにも付いていたり次ページに裏写りしているわけでもない、何かの汚れかと払っても取れない、固く絞ったティッシュで叩いても取れないから水性ではない…

側面を見て分かる通り、1996年出版なのに本当に汚れひとつない。
10年前くらいの本でも手アカで黒くなったり紙自体が変色したりするのに。

一体何だこれはとしばし考えたのですが、ある驚愕の事実が浮かんだのであります。

  • 本書上巻P.343にあるように、各神話で最も重要な数字は72、太陽が歳差運動により黄道に沿って0.5度移動するのに必要な年数が36である。

  • 本書上巻P.344にあるように、重要な数字72は、しばし36と足されて108で表現される。

  • その108を、本書にも出現する、「完成」を示す4で割れば27…

そう、この27ページに刻まれた不可思議な跡こそが、「神々の指紋」だったんだよ!!

やだ怖い~><

以上、見事にタイトル回収し、きれいにオチたところで、本シリーズはここまで。

追記

書ききれなかったことを追記しておきます。

  • 実際のところ当時どうだったのか弟に聞きたいが、唐突に「神々の指紋がさぁ、終末の日がさぁ」なんて言ったら絶対に怪しまれ、私以上に面倒な性格なので、ヘソを曲げられたらいざというとき養ってもらえなくなる。
    まぁ帰国した時にでも直接会ってそれとなしに聞いて、私が死ぬまでにはきちんと公表しますヮ。

  • 超古代文明は結構だが、石や土器だけでなくオリハルコンみたいな超古代文明にふさわしい素材が出てきてもいいんじゃないの。
    もしかして…そういう超素材や超技術はCIAやらイルミナティやらに回収されている!?

  • ダラダラ書かれているところもあるが、やっぱりなんか不思議な印象の本である。CDのせいもあるのかな。ネットも発達していない時代によくここまで調べたものだと感心します。

  • 高校鉄拳伝タフはあまりネタっぽくないけどTOUGHからネタっぽくなっていったのはなぜだろう。なんか警官の頭を吹き飛ばす人食い羆に斧と素手で勝つキャラがいるかと思えば動物園のゴリラに負けるキャラがいたりと訳が分かりません。





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