全日本DM大賞応募してみた
こんにちはこんばんは。戸田被服株式会社の新井です。
『全日本DM大賞の募集受付開始のおしらせ』がメールにて私宛に届いていました。
「来たか・・!」
いざ出陣、いざ出陣じゃあ~!
(応募しました)
応募する準備に取り掛かるべく、同じく刊行物を編集している 粟根に声をかけます。
「今年もだすよ~!」
高らかに声をかけると彼女の表情が一瞬こわばるのが判りました。
自分の作ったものが評価されるのは怖いものです。
でも気にしない!当たって砕けろ!
砕けたら私も一緒に砕けるけど(一緒に作ってるから)・・・でも大丈夫!
評価は否定ではないのだから、明日への一歩!ほら!怖くない!!
エントリーせんと!
エントリー用紙印刷せんと!
送るやつ用意せんと!
一番きれいに印刷されてるやつ!(大体全部一緒)
先輩!送り状つくって!!
そんな感じにバタバタとエントリー作業をすすめました。
去年初めて応募した際の事を思い出します。
じつは、それまで同梱物に大きな労力を割いてはいませんでした。
私が作った「感謝レター」というものは長らく存在していましたが、冊子にするほどでもなく、A4用紙一枚のさらりとしたものでした。
それがコロナ禍を期に注力するようになりました。
切っ掛けは私の何気ない一言でした。
マスクを作る様になった弊社。
お陰様で売り上げが好調で、私も発送作業をしながら「アフターフォロー的にお手紙いれたいんだよね」と粟根に呟いたことがありました。
翌日、粟根が描いてきた「マスクの取扱い説明書」
その気持ちがとても嬉しくて、その日のうちから封入を開始しました。
お客様の為に出来ることを一緒に形に出来たようで嬉しくなりました。
そこから時を重ね「こういった案内もあった方がいいんじゃないか」と冊子形式になったのが『ねきにたう』です。
日々返品交換希望でお電話いただいたり、レビューにあげられる内容だったりから、商品紹介ページに記載しきれない内容等をアフターフォローとしてお届けしています。
この冊子は私一人の力ではなく、後輩の力やお客様の力を借りて作り上げたものです。誰かに見てもらいたくて「これだ!」と意気込んで応募したのが去年の事でした。
結果は一次選考突破でした。
それだけでも心躍る出来事でした。
何らかの賞をもらったわけではないのですが、評価ポイントや、改善するべきアドバイス等を頂けて「応募してよかった」と心から思えた企画でした。
そして1年かけて改善をした同梱物を評価して頂くチャンスが再び廻ってきました。
現行で発行している「ねきにたう」です。
大切なお客様が特殊詐欺の被害に遭われない様に、案内も同封しています。
特殊詐欺防止の案内は以前は入れていませんでしたが、これもお客様のお声を受けて「弊社として出来る事」として封入しています。
完成した時は「これで完璧!」と思っているのですが、日がたつにつれ、改善の余地が目についてきます。
ここをこうした方がいいかな、あの情報入れようか等など。
それでも1年かけて改良を加えてきた弊社の刊行物。
大事な娘を嫁に出す気持ちで「いざ!」と応募することにしました。
ダイレクトメールを受取られた第三者の視点にて評価されるこの賞。
プロの視点で評価を受ける事で次に繋げていきます。
そもそも刊行物「ねきにたう」とは
弊社で刊行している冊子「ねきにたう」はWEBショップでお買上頂いたお客様にお届けしている冊子です。
元々はお買上げいただいたお客様に向けて感謝の気持ちや、交換・返品に際するご案内だった同梱物でした。
最初はA4用紙一枚だったものが、コロナ禍を期に2枚、4枚と枚数を重ね、今では22ページ構成の冊子となっています。
主なテーマはご購入後のこまった解決。
『ゴムの入替方法』や『乾きやすい洗濯物の干し方』『サイズが合わなかった時や返品希望の時の申込方法』『自分にあったサイズの出し方』等。
それに加えてお勧め商品を何点かご紹介しています。
発行は年4回、四季に応じて刊行しています。
作成期間は2カ月にて。
お客様から頂いたお声を掲載する為にやり取りをしたり、内容を精査したり、イラストをより見やすくしたりです。
お客様からのおたよりも随時受け付けています。
このお便りが紙面作りでとても大切な作業でして、やり取りを重ねながら温かい気持ちに満ちていきます。
商品企画にも繋がるお話であったりするので、また別の機会にお伝えしたいです。
まとめ
そんな感じに全日本DM大賞に今年も応募することにしました。
誰かに評価されたり、指摘されたりするのって、時にとても勇気を必要とすると思うんです。
頑張ってるつもりでも実は駄目で、独りよがりだったりして、指摘された言葉に傷ついたりもして。それでも「次もっと良くなるため」に真摯に言葉を受取り、チャレンジしてみることは、とても大切だと感じます。
ちなみに過去の「ねきにたう」は弊社HPよりダウンロードしてご覧いただくことが可能です。無料でご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
審査結果などまたお伝え出来ればと思います。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
2022年9月3日
文・絵:戸田被服株式会社 新井 美晴
広島県福山市北部の小さな会社で地道にズボンを売っている会社です。記事はWeb販売管理部の新井・中田・粟根が書いております。 少しでも弊社の事をお近くに感じて頂けたら幸いです。