ある日を境に起き上がることができなくなった、過去を振り返る
タイトル通り、ある日、起き上がることができなくなった。
確か期間は夏で、5日もしたら頭からうじがわいた。
人間起き上がることができないと一体何日こうしているのか今寝ているのか起きているのか、自分はいつ死ぬのか、リビングから聞こえる家族の談笑があまりに酷くて涙が出てくる。
涙が出てくるのはわかったが、うじがわいたのは自分では気づかなかった。
見つけたのは当時同居していた母だった。
田舎のボロ屋は部屋が少なく、寝室は母と弟と同じだった。
5日同じ部屋で寝ていたが、話しかけられ