【その他】秋田に行ってきました(ウラ編)
今回は秋田に行ってきました、ウラ編です。
お先に【LGBT・性のこと】秋田に行ってきました(オモテ編)を読んでみてくださいね。
秋田に行ってきた本来の目的はLGBTと性被害についての講演だったわけですが
ウラの目的も考えて足を運んでました。
というのも、オモテ編で書いているのですが、昨年も同様に秋田に行っているのですが、洪水の影響で明朝に秋田を出発したため何もできず…
今回はリベンジ秋田と勝手に思って行ってきたわけです。
ウラの目的はズバリこれ。
1、美味しい秋田のお酒を飲む
2、母から頼まれた東北のかりんとうを買って帰る
3、サンエックス90周年展にいく
このウラ目標を持って、いざ秋田へ。
朝7時20分のはくたかに乗り、秋田の到着は12時32分…遠い。
ぼーっと新幹線に乗りながら、新幹線で私は一体何県通っているのだ?なんて考えてみたり。
新潟→長野→群馬→埼玉→栃木→茨城(の端っこ通っているらしい)→福島→宮城→岩手→秋田…1日にして10県制覇である。
単純に考えてこの距離を5時間で移動できるのだから、日本の技術って凄いななんて思っていました。
そしてお盆前のせいか、早く切符取ったのに秋田新幹線は指定席が満席だったのでグリーン車に。
初めて秋田新幹線のグリーン車に乗りましたが、やはり広くて快適ですね。
秋田新幹線は面白くて、盛岡以降から特急に変化して在来線を新幹線の車体が通っていきます。
土手から山の谷間から田んぼから住宅街へ…赤い車体が走っていくのってなんだか魅力的です。
あとあまり馴染みがないのが大曲から秋田間でのバック走行。
初めて秋田新幹線に乗った時、バック走行に驚きました。後ろに進むなんてそうそう経験できることではないので。
私は結構秋田新幹線、好きです。
講演は15時ごろには終わり、ホテルに荷物を置いて秋田駅散策へ。
明日にお土産のこと考えたくないなぁと思って、まずはお土産屋さんを周り一頻りお土産購入をしました。
そして探し方が悪いのだと思うのだけど、ウラミッション2のかりんとうが見当たらない。
なぜかりんとうかというと、これ、ケンミンショーでやっていて知ったのですが
東北のかりんとうって棒状ではなくて平べったいのですよね。
(ちなみに新潟でかりんとうといえば棒状です。)
母がこの平べったいかりんとうが気になると言っていて、秋田出身同期に聞いてみたらなんだか色々種類があることが判明。
秋田では平べったいのが普通なので、多分お土産にも匹敵しないと思われているのか、とにかくない。
これはスーパーレベルか?と思ったのですが、翌日にミッション3の会場に秋田物産館があるとのことでそこで探すことに。
さて、17時。そろそろ喉が渇いたので下調べしていた飲食店にいきました。
夏真っ只中で暑いので、何が飲みたいってビールだなと思い
「YA-YA Stazione B」に行って一人飲み実現。
こちらのお店、ちょい飲みセットがあり、田沢湖ビールとタパス3種が付いているというもの。迷わずチョイスしました。
ビールは季節限定のIPA。苦みもありながらすっきりとした飲み口、美味しかったです。
これで目的の1、美味しい秋田のお酒を飲むは達成。
次の日は帰りの新幹線が13時すぎだったので、午前中は時間がありました。
ミッション2と3を達成すべく、会場へ。
私は現在30代半ばなのですが、どっぷりサンエックス世代です。
物心ついた時に「たれパンダ」が登場し、「こげぱん」に「アフロ犬」、中学くらいで「リラックマ」が登場、就職するくらいで「すみっコぐらし」が出てきました。
思い出の中にひっそりと、このサンエックスキャラクターが存在しています。
特にこげぱんは妹が好きだったし、このこげぱんのイラスト旅行記が好きでした。
アフロ犬も友達が好きで自分も影響受けて缶ペンケースとか持っていたし(同じ世代の人はすごくわかってもらえると思うのですが)。
すみっコぐらしは今でも好きです。私は「やま」が好きです。
とにかくサンエックスのキャラクターは設定がとても独特だと思います。
ただ可愛いだけではなくて、人間の怠惰な部分だったりあるあるわかると感じるところが人を惹きつける魅力なのだろうな…と。
それに大の大人が1人で参戦。
もうね、なんだか懐かしさで心をくすぐられる感じで、ほっこりしました。
秋田は8月18日まで、次はまさかの新潟開催の予定だそうです。お近くの方は行ってみてくださいね。
そしてかりんとうミッションですが、見つけました、物産館で。
ただ有名なかりんとう屋さんのものは、夏場は製造していないらしくなかったのですが、何個かあるうちの1つを購入できました。
これでミッション達成です。
やれやれお腹すいたしお昼食べようかな…なんて思って秋田駅に向かって歩いていると
秋田OPAの隣に信号があるのですが、その三角コーナーに一際目立つ黄色とピンクのパラソルが…
そう、お気づきの方はお気づき、ババヘラアイスに遭遇したのです!
これも私が知ることになったのはケンミンショーを見ていてなのですが、こんな露店のアイス屋さんあるんだぁ、しかも野良着のおばあちゃん(秋田はババと言うらしい)がヘラでアイスを盛って売っているなんて、なんて魅力的なんだろうとその時は思っていたのですが、そのお店が目の前に突如出現。
それにしても三角コーナーの本当に中心、ど真ん中で店を出店。
外は炎天下。パラソルあるにしてもアスファルトは灼熱地獄です。
そこに本当に野良着姿でババがいる…
声かけようかな、どうしようかな、でも誰も声かけないで皆華麗にスルーなんですけど…なんて思っていたら声をかけるタイミングをなくしました。
でも、でも、どうしても…ということでパシャリ。
お店の人ごめんなさい!おばあちゃんごめんなさい!肖像権なんて言わないでってことで載せたこと、お許しください。
その代わり、ババヘラアイスを知らない方もいると思うので説明します。
創業50年を誇る秋田の氷菓屋さんで、元はと言えば農家の女性が農閑期に行う副業として雇い販売したのが始まりのようです。
販売員を務める中年以上の女性(ババ)が、金属製のヘラを用いてコーンへ盛り付けるスタイルで、基本は黄色のバナナ味とピンク色のいちご味の2種類。
ババの中には綺麗に薔薇状の形に盛り付ける人も。
値段は300円以内と安価(物価高で上がってこの値段のよう)。
販売員は頬かむりに長袖シャツという農作業の服装のままで、ユニフォーム的存在になっているとのこと。
*ここまでウィキペディア参照
何より、その日どこでこのババヘラアイスが出現するのか明かされておらず、突如道の駅や国道等に出現するのが素敵です。
そしてそしてまさかの秋田駅前で何気なく出くわしたのです、ババヘラアイスに。もう感動。
本当に私は宝くじに当たったくらいの嬉しい気持ちになり、秋田の同期や妹などに報告連絡。
秋田同期より、秋田駅前あたりに出現するのは割とレアと聞いてさらに興奮。
アイスを食べると高確率でお腹を壊してしまうので、食べることは断念しましたが、これがまた懐かしい美味しさなのだそうです。次回は絶対口にするぞと心に決めて、ババヘラアイスを後にしました。
みなさん、秋田へ行ったならぜひババヘラアイスを探してみてください。
旅の面白さが増しますよ。
そして素敵ポイントのもう1つは、歳をとっても仕事ができるということだと思います。
やはり働くことができて、アイスというものの販売を通して人と人が交流することができるって素敵だなと思います。
ぜひこの先も秋田の風物詩として残っていってほしいものです。
なんて、ババヘラアイスを熱く語りましたが、個人的に秋田は面白さ満点だなと感じます。
何より新潟に土地の雰囲気が似ているなと思います。
山あり海あり田んぼあり、少子高齢化が進んでいる現実もそうですが、優しい文化が根付いて、現代の中にひっそりと(ババヘラアイスは堂々とですが)存在していること、心地良いなと。
そんな思いで帰りの新幹線に乗り込みました。
また5時間。上越市に着く頃には19時。新幹線は快適ですが、さすがの5時間クタクタだし体痛い。でも今回は秋田を十分満喫できました。
また行くよ秋田、へばな笑
皆さんも秋田に行く機会があれば参考にしてみてくださいね。