反応しない練習・こころを洗う技術
ブッダの考えについてわかりやすく説明された2冊の本を読みました。
物事の捉え方として印象に残るものが多かったので整理してみます。
自分の欲求を否定しない
もっと良くありたいという欲求から焦りや心の乾きが生まれます。
それを良くないものと否定して消そうとするといつまでも残り続けます。
人生はそういうものであると肯定してあげることで、逆説的ですが欲求が自然と消えていきます。
ラベリング
人間の心の反応は3つの種類に分類できます。
自分に起きている反応がどの種類であるか分類すること(=ラベリング)でその反応を消すことができます。
そこに悪いという解釈を付けずに、ただ起きている反応だけを見ることが大切です。
正しい思考か後悔か
後悔している状態は、過去に執着しているということ。
そこからは現状への不満しか生まれず穏やかな心にはなれません。
自分がどうありたいかを示す方向性を考え、
そのための方法を考えることが正しい思考です。
快と不快
快や不快はいつまでも続くことはなく、行ったり来たりするものです。
ちょっとした出来事で心は快になったり不快になったりします。
快であり続けることや不快にならないことに執着すると、それが思い通りにならなかったときに心が揺らぎます。
快に踊らされず、不快を嫌わず、ニュートラルでいることが心の平穏に繋がります。