車中泊で、桜🌸と日本一周。36県目・岩手編。「ハイ、どんどん」わんこそばと、イーハトーブ花巻
ハイ、どんどん。
ハイ、どんどん。
かけ声とともに次々と投入されていくそば。そんなにどんどんして、大丈夫?
ここは盛岡。
わんこそば未体験だった2人は、せっかくなので盛岡のそば処東家駅前店でチャレンジすることにしました!(…と言っても大食い選手権戦力外のポンコツ妻は観戦のみで、オットだけ)
岩手県に伝わるわんこそばは「ふるまいそば」が源流と言われ、今ふうに言えばそばの食べ放題。岩手ならではの、もてなし料理です。食事というより、伝統的な食文化の体験、といったところでしょうか。
お椀に入った一口量のそばを、客の手元のお椀にどんどん追加して入れていくのを、お腹がいっぱいになった客がお椀に蓋をしてストップの合図をするまで続けられます。東家では一回にお椀15杯ぶんをお盆に乗せて持ってこられますが、これでかけそばのおおよそ一杯分の量らしく、女性だと30~40杯、男性は50~60杯が平均的な食べる量なんだとか。
これまで食べられた最高記録は、570杯。
ちなみにオットはちょうど60杯でごちそうさましました(追記:しかしその後、約2日間ほど、そばがお腹に居座り続けていたもようです笑)。
お腹もふくれたところで、桜探しにgo!
盛岡城跡公園はすでに葉桜でした。
高松の池にも行ってみたところ、池の周囲が広いため、北のほうはまだ満開。桜を見に来た人で賑わっていました。岩手山がきれいです。
花巻へ移動し、「道の駅はなまき西南」を訪れました。ここは2020年にオープンした新しい道の駅で、隣に24H営業のコンビニがあり、夜9時半まで開いている焼き肉店があります。うれしい!
道の駅のレストランはたいてい夕方4時~5時とか、早く閉まることが多く、オットと妻が着いたときにはすでにトイレ以外のすべての施設の電気が消えていることが多いのです。 (寂)
といいつつも今夜は宿(やど)泊の日。
ここから車で20分ぐらい走れば、花巻温泉郷があるのです。調べてみると、午後6時以降、立ち寄り湯(1人900円)を実施しているホテルがあるので、お風呂だけ入らせてもらって温泉気分を味わうこともできます。
花巻温泉は桜の名所としても有名です。朝のバラ園(入場無料でした)から眺める温泉郷の景色がステキでした!
さて、花巻で最後に向かったのは、宮沢賢治童話村。花巻は、宮沢賢治のふるさととして有名です。
入り口の銀河ステーションのゲートをくぐると広々とした敷地に宮沢賢治の童話の世界が広がっています(「賢治の学校」のみ有料、大人350円)。森のなかを散策できる小路もあります(プリンスエドワード島の赤毛のアンの家にちょっと雰囲気が似ています)。
宮沢賢治のファンタジーあふれる作品の世界観や、イーハトーブ(理想郷)、彼の思想をはぐくんだものが、花巻の豊かな自然であることがよく理解できました。いろいろ工夫もされていて、なかなかよくできていました。
子連れで来ると、ここはよいと思います。
さらに南下を続けて、宮城へ向かいます!