toccorriのリースを書籍でご紹介いただいたときの話
こんにちは。
ついに、子どもたちの夏休みが始まりました。
朝イチから小言が続き、9時過ぎにはイライラマックス。
先が思いやられすぎるー。。。
ようやく(もう夕方ですけど)、心を落ち着けてPCに迎えるようになったこの隙に、note活動がんばります。
あぁ、もうすぐフレックスのダンナも帰ってくる…私のフリータイムはどこへ。
webサイト「植物生活」さまとの出会い
リースのお仕事を始めると決めたとき、私には師匠と呼べる人がいませんでした。それまでの門下を外れていましたから。
なので、自分の妄想力と技術を上げ続けるために、私は様々なところから情報を得るべく、お勉強モードな時期がありました。
そんな時に、目が釘付けになったサイトが、「植物生活」さまです。
リースに限らず、植物全般。生花やドライのリースやアレンジがたくさん紹介されているサイトです。
元々、ドライフラワーのリース作りも好きだったので、どちらかというとドライフラワーリースのお勉強のために、最初はよく拝見していました。
コンペに応募しまくり!
そのうち、ふと目にとまった、「フラワーリースフォトコンテスト」の文字。
コンペ♡
応募してみよ♡
から、すべてが始まりました。
初応募のこのコンペで、まさかの優秀賞をいただく!! ことに。
あの日は忘れもしません。
2018年の初め、冬休みの呪縛からようやく解放されたノリで向かった本屋さんでパラパラとめくっていた『月刊フローリスト』。
そこに、なぜか見覚えのあるリースが。
応募したこと自体忘れかけていた、あのコンペの結果発表のページでした。
完全にビギナーズラックだろうとは思いつつ、、、
その後も何度か植物生活さまの開催するコンペにはエントリーしました。
そして、約1年後、「BOTANICAL PHOTO AWARD ホワイトデザイン」にて、同じく優秀賞をいただけることに。
やっぱり評価をいただけることはうれしい。
舞い上がります。
励みになります。
猪突猛進。まだまだがんばれる。
ある日、突然のメール
そんななか、突然思いもよらなかったメールをいただきました。
ドライフラワーの本を出すので、いくつか作品の素材を提供しませんか? という内容。
えー!!!
舞い上がりっぱなしです。
もちろん即答。
やります! やらせてください!
「植物生活」さんのコンペ等で関わりのあるフローリストの方や作家さんが集まっての、作品集、アイデアブックのような書籍とのことでした。
写真を撮るということへの後悔
作品の写真を送ることになった私。
そこで、愕然とします。
写真をよい感じで撮るお勉強、
ちゃんとしとけばよかった・・・・・・・・
リース自体には絶対の自信があるものの、それを写真という形で表現を進化させることの難しさを痛感。
撮影技術のなさがこんなところで表面化するとは。
なんとか…納品
とはいえ、即答しましたから。
書籍化、なんとしても喰いついていたい。
嫁に出ていたリースをいったんお借りして(嫁ぎ先が友人だったからこそできた、出戻り…汗)、
撮影し直したりなどしつつ、
なんとか紙ものの印刷に耐えられる写真を納品しなければ。
そんなドタバタは先方には一切伝えていませんでしたが、
これが実情。
toccorri、文字通り、精いっぱいで対応させていただきました。
ご恵贈いただいたことに、感謝
なんとか……納品をしてしまえば、
あとは大船に乗ったつもりで、
プロの編集の方、ライターの方にお任せです。
何卒よろしくお願い致します。です。
ご恵贈いただいた書籍は、それはそれは見事な仕上がりでした。
植物生活 technical works 基本のドライフラワーの作り方/ドライフラワーを長く楽しむために/乾燥剤でドライフラワーを作る/ドライフラワーをワイヤリングする/ぱーつを作ってリースを仕上げる方法/ガラスフレームアレンジの作り方/押しドライフルーツの作り方/木の実を使ったリースの作り方/スワッグにひと手間加える1 リボンワーク/スワッグにひと手間加える2 着色
植物生活 orignal ドライフラワーのそれぞれの形
植物生活 indivisuals 作家紹介、それぞれのインスピレーション/植物生活とは
私、この本は参加していなくても、普通に本屋さんで見つけたら買ってると思います。テクニカルなこともまとめてあるし、妄想も大いに膨らむ、良本です。
懸念していた撮影技術力は見事に露呈してますが、今後の大きな課題をいただきました。精進します。
これから
思いがけず、toccorriが活動を続けていくにあたって、大きな経験と名誉をいただけたと思っています。これは本当に感謝しかない。
同時に、課題もいくつか見つかっていて。
ひとつは、ずっと書いている、撮影技術の点。
これの後、少しずつ勉強は続けていて、この後撮影したものは若干マシになっている…と思いたい。いつか、撮影のワークショップとか行ってみたいな。
もうひとつ。
実は、この書籍化と、同じ流れで参加したワークショップをきっかけに、toccorriはひとつ決断をしました。
これからは、木の実とスパイス素材のリースにきちんと向き合おうと。つまりは、ドライフラワーのリースを作らなくなりました。
それまでは、気持ちの赴くままに、ドライフラワーのリースも木の実とスパイスのリースもごっちゃで作っていました。が、これを機に「これがtoccorriのリースです」と表現できる軸を、一本化しました。
毎回、その時の精いっぱいの気持ちと技術でリースを作っていますが、これからも進化をし続けていられるように。
久しぶりにこの本を眺めていたら、より一層、その気持ちが強くなりましたよ。
いろんな意味で、この本の作家に選んでいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。
さ、作りかけのリースが待ってる。がんばろー!!
つづく。