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「いいからやれ」が腹に落ちた本のご紹介

いったい、いつの間に木曜日になったんでしょうね。
火曜日まで祝日だったせいで、完全に曜日感覚が狂いまくってるtoccorriです、こんばんは。

あやうく、今週のクライマックス、PTAの引継ぎをスルーするところでした。
えぇ、まだ引継ぎ残ってました。三蜜さけて短時間な引継ぎが何度も。こうやって日程ばかりが増える引継ぎスケジュール、いいかげんスッキリしたい。


さて今日は、読んで感銘を受けた、に留まらなかった本のご紹介です。ライターの方もクリエイターの方もそうでない方も、「あ、やってみよ」と思える本だと思います。


おすすめポイント7選

さっそく、ポイントを7つに絞ってご紹介。

①「いいからやれ」が妙に腹落ちする
②読み終わらずしてアクションに移しちゃう
③ツイッターで「散歩」する
④プロフをちゃんとしないとヤバいと焦る
⑤ターゲットはひとりでいい
⑥おもしろい文章は「共感8割、発見2割」
⑦2巡目もイケる

7つもって、多いよ……と思いますよね。
実際に本を手に取られた方はお分かりかと思いますが、この本後述まで入れると319ページ、厚さ2.3㎝あります。書くのがしんどいといいつつ、まぁまぁなボリュームです。でも、読むのはしんどくなかった。ポイント7つじゃ、実は全然足りないんです。

ということで、


①「いいからやれ」が妙に腹落ちする


これ、285ページに書いてあります。けっこう終盤の、本編ではなくコラムに。

「いいからやれ」なんて、字面だけ見たら、どこのパワハラ上司が言ってるんだ、もしくは毒親か、ってなります。だけど、本を読み進めてきた人にはわかるだろう、「はい、とにかくやります!」と言いたくなる感じ。

とにかく、インプットばかりに時間使ってないで、そして次はどうしようと悶々と考えてないで、とにかくやってみましょ。「たくさんスベりましょう」と提唱しています。ひとりで小難しく考えずに、スベったコンテンツを糧にして、みんなの反応を見て次はこうしようと作戦たてて、テクニックをOJTで養っていきましょうと。

そう考えられれば、どんなコンテンツでもアウトプットしようと思えるし、次があると思える。アクションできる。


②読み終わらずしてアクションに移しちゃう


この本を読んでる途中で、「あ、これいいね、やろー」とアクションしたことがいくつかあります。

たとえばこちら。

記事ではSNS全体でのプロフィールの話をしていますが、特にツイッターのプロフィール文言を考えるにあたって、ちょうどこの本を読んでいておぉ!と参考にさせてもらいました。

詳しくは、④で。

この時、美容院でカットしてもらいながら読んでたんですよね。
で、おぉ! となって、カットされながらツイッターのプロフを編集しました。

それくらい、パッと思い至ってパッとアクションできる、お手軽さ(笑)


③ツイッターで「散歩」する


ツイッターのハードルが、ガクンと下がりました。
良い意味ですよ、もちろん。

私、2017年にツイッター開設して以来、まともに使ってこなかったんです。インスタがメインで、そちらが楽しくて。同時に、ツイッターの活用方法がイマイチつかめなくて。商品をアップした時に、連鎖反応的にツイートしていた程度で、活用しないどころか、自分のツイートを見てもいなかった。

だけど、情報をアウトプットしようとなってから、ツイッターは自分の情報を拡散する場なだけでなく、ネタ収集の場であり、アウトプットの練習の場であり、コミュニケーションの場であることを実感中です。

まさに、「散歩」。140文字で伝えたいことをまとめるだけでも、結構なトレーニング。つらつら書いてたらすぐにブッブーって言われます。(表現の乏しさよ)
そしてお散歩しながら、情報やネタを探す楽しさもようやく知りました。


④プロフをちゃんとしないとヤバいと焦る


美容院でヤバいと気付き、さっそく修正したお話です。

本書では、ツイッターのプロフィールをこのようにまとめるとよいと書かれています。

(1)信頼性 (→実名、会社名を出して怪しい人物でないと示す)
(2)コンテンツ (→このアカウントから得られるメリット)
(3)愛嬌 (→あざとかわいさを出す)
この3点を盛り込むこと。


当時の私のプロフィール、残してないんですけど、2のコンテンツだけを淡々とまとめていました。「木の実とスパイスを使ってリースを作ってます」みたいな。「で??」ですよね、きっと。

それを、アドバイスを受けてこのように修正しました。

(1)リース作家です。前職はアスク社にて日本語教育教材の編集者→リクルート社にてブライダル情報誌の企画統括部所勤務。出産と震災を経て人生観が変わり、個人事業主へ。(2)Onlyoneなリースを提案するべく、野菜の種やスパイスを使った超地味な制作と販売の右往左往の記録。(3)「え?野菜の種?」と思った方、ぜひ見ていってください。

(1)で信頼性、(2)でコンテンツ、(3)で愛嬌を表現してみました。

……って、書きながら、(3)愛嬌はイマイチだな、変更するか。
と、こうやって何かにつけて日々ブラッシュアップできるのも、本書から得られた教訓だったりする。


⑤ターゲットはひとりでいい


これ結構救われました。

文章を書く時、ターゲットを想定しながら書くって結構難しい。どの範囲? どこまで? みたいなことを考え始めたら、それこそ手が止まります。

例えば身近な、「あの友人に届けたい」と絞れば、口調も変わるし伝えたいポイントも自然と絞られてくる。

今日、朝ドラを観ていたら、ちょうど藤堂先生が教え子の大将にまったく同じアドバイスをしていました。
大将は、依頼を受けた軍歌の歌詞が書けなくて悩んでたんですよね。自分は軍人じゃないし、戦地にいったこともないから想いをうまく表現できないと。

そうしたところ、これから戦地に赴くことが決定している藤堂先生が、こういいます。

俺、「福島行進曲」好きなんだ。
あれって、たったひとりのことを想って自分の気持ちを綴った歌だろ? 
誰かひとりに向けて書かれた曲って、自然と多くの人の心にもささるもんなんだよなぁ。
今度は、俺のことを想って、書いてくれないか。

大将の歌詞が採用されるかは、明日につづく~なんですが、これはもう、明日の放送を待たずしてきっとうまくいく。

まさに、これなんだと思います。


⑥おもしろい文章は「共感8割、発見2割」


これも、「書く」というハードルを下げてくれました。

何かを発信するとき、何かしら人の役に立つ情報を綴らないと……と思いがちですよね。
だけどそれよりも何よりも、「共感」の方が大事なんだ、読み手が共感できる小話なりを提示して気持ちをぐっととらえてから、自分が一番言いたいことに繋げられるといいんだ、と。

本書の「書くのがしんどい」ってタイトル。私、完全にパケ買いというか、タイトルに惹かれて買ったんですよね。
「そうそう! しんどいのよーどうしたらまともな記事が書けるんだろーーー」と。

つまり、タイトルから「共感」ゲットの法則で、私の購買心理もガチっとつかまれていたわけですね。


⑦2巡目もイケる


先日ツイッターでもpostしたんですが、2巡目、つまり、読み返してみたときの「新しい発見」にググっときました。


この感想文をまとめようと思って、さらっと読み返してたんです。
すると、1回目は私的にヒットしなかった部分が、やけに刺さる。

「ツボる場所が変わってる」と書きましたが、たぶん、1回目に読んだときに、または読みながらにして、いくつかの課題をクリアしていってるんです。つまり2巡目では、ベースアップした状態で読むわけなので、自分の脳内もステップ2に対応している感じ。

より、理解が深まった感じがしたし、「あ、今度はこれやってみよー」となるわけです。



まとめ


結果的に2回読んでみての率直な感想は2つ。

ひとつめ。
「いいからやれ」を何回も繰り返しているうちに、それまでハードルが高いと思っていたことがしんどくなくなる。しんどくなくなった!!

ふたつめ。
読むたびにツボるポイントが変わってくるので、ループしながらアウトプットという行為がセンスアップできるんじゃないかと。


ということを、自分自身で実践しながら感じている次第です。

1回のアウトプットは「散歩」であっても、アウトプットし続けることは「持久走」。持久走をしんどいと思わなくなれば、ランナーズハイ。アドレナリンが作用して、いろんなことがうまくいきそうですね。
時にはクールダウンも必要だけど。

少なくとも、私は書くことはしんどくなくなりつつある。

書くことが、アウトプットすることが楽しいと思える状態にしてくれたこの本に、感謝です。


この前書いた記事も、実は今回と大いに関連してました。

toccorriの持久走は、これからもつづく。


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