文フリ大阪12 文フリレポ 反省文提出です!
9月8日文学フリマ大阪12、終わりました!
私の中では7日から9日にかけてのお祭り、アドレナリンが出過ぎで、とうとう2日間ほぼ寝ないで過ごしました。
つるちゃんとは、前日、吹田アサヒビール工場見学で昼間からビールを飲み、文フリ当日その後の打ち上げ、その余韻で興奮がおさまらず、翌日には、去年つるちゃん連れて行ったはずの太陽の塔へ、今回は内部に潜入して、アドレナリンをさらに増幅、多分脳みそがちょっと溶け出していたかもしれないほど楽しみました。
それらはあとにドワッと書くことにして。
何はともあれ文フリレポです。
結論は今回もすっごく楽しかった!!
楽しすぎて、夜も寝付けない。熱に浮かされ、出てくるため息は、まるで恋煩いの如し。
でも、この楽しかったの一言で全てを終わらせるわけにはいかないのです。
反省すべき点がとても多かった。
むしろ、楽しんでる場合ですか?ちょっとそこ座って反省文書きなさい、お前何二次会まで楽しもうとしてんねん!あ、このやろ、岡本太郎に逃げやがったな!?ぐらい、反省すべきことがあったはず。
さて、今回、つるちゃんが、祝!日本自費出版文化賞に入選しました。
本当にすごい!おめでとう!!
このタイミング、すごくいい波が来た!!と、一緒に浮かれておりました。
しかも随分前から。だって受賞すると信じていたのです。
「つるとき」だ、ユニットだと言われて随分経ちます。
気になる人もいるのではないでしょうか。
すごい才能の隣にいる人間の気持ち。
ええと。
どのように思われていてもいいというか、比べられても仕方がないと思ってます。
比較分析、この人の文章好き! 1番良かったな、という順序立ては、私もきっと無意識にしています。
そもそも私がつるちゃんの文才に惚れ込んで交流がスタート。
今頃気付きやがったか日本自費出版!私なんか初版のビール日和持ってるもんね!(もうsold outしている)と自慢したい。
これメンタル強いと括られてしまうとなんだか違う。
むしろ、メンタルは弱いタイプだし、ポジティブと取られるのも違う。
そして、自分の本に対しては、ポジティブが仇になって大反省。
せめて悔しくあろうとしなければいけないはずだった!
ちょっとそこ座りなさい、まず反省文な!
ということで、そこんところぜひ聞いていただきたい。
反省その1 己の期待値と実数の乖離
例えば、50部売れたとします。
50部持って行って50部完売は大勝利。
100部持っていって50部だったら惨敗。
同じ売り上げ金額なのに、その気持ちは雲泥の差。
毎回、文フリに持っていく冊数は、本当に悩みます。
己を鼓舞して攻めていくか、確実に売れそうな数を持っていくか。
私、4月からFM千里に出演しています(9月いっぱいで終了です)。
ちょっと「聴きましたよ〜」と言われて舞い上がり、ラジオ収録担当の方からの「たくさんの方が聴いてますよ」の言葉に喜んで、大阪文フリと、ラジオ放送のタイミングの良さにも運命的なものを感じてました。
結果、一人もいなかったんです「FM千里聴いてます」って方が!
地元の人に聞いたら「え?知らない、どの放送局って?ってゆうかなんで?」(出てるとは言わない)と、ほぼ全員に言われていたので、うっすら心配はしてたけど。
それでもちょっとは来るんじゃない? と思っていたので、それに関しては、メンタル結構やられてしまった。
恥ずかしい!やだ、もう、めっちゃ恥ずかしいーーー!!
売れた冊数に関しては、東京のときと変わらないのです。(ほぼnoterさんのおかげ)新刊はそこそこ売れました。足元にある在庫を机に置く時の喜びを噛み締める。
しかし、既刊に関しては惨敗です。
だってnoterさんはすでに持っている方がほとんど。机の上も足元にも在庫!
この惨敗の気持ちは、自分の期待値の高さが恥ずかしいから。
誰か、在庫を埋めてきてーーーー!
でもビニールかけて汚れないようにしておいてね、後で掘り返すから!
という心の叫びがこだまする。残念ながらOMMビルに掘れるような土はない。
反省その2 あやかり気分
noteをやっていると、「とき子さんに会いにきました!」って言っていただけます。
ものすごく嬉しくなってしまって、途端に自分の価値が上がってきたように思えてしまう。
もちろん、noteを読んでいただいているわけだから、「こんなエッセイ集なんです」と説明する必要もない。
アイドルよろしく、ニヤニヤしちゃってテンション上がって、楽しくてたまらない瞬間。
もう、本当にありがたいです。私もお会したかった!最高の喜びです。
だけど、noteなんて知らんがな、というお客様もたくさんきます。当たり前。
特に、つるちゃんの方は、「おもしろい本を探しに来ました!」というガチ勢がたくさん来る。
私からも「ゲストエッセイとき子なんです」なんて声かけしてみたりして、うふふ、なんてあやかり気分でおりました。
しかし相手はガチです。
そりゃそうだ、令和の米騒動が勃発、値上げ値上げのこのご時世、どうせ買うならいいものを。
ガチなお客様は、真摯に聞いてくださいます。
「こちらは、どんなエッセイなんですか?」
「どんな短編なんですか?あらすじ聞かせてもらいたいです」
もう、それに対して、私の回答「…ええと?ほっこり、笑える…的な…?」
お前。それで金が巻き上げれたら、詐欺師は存在しねえぞ!?(いや言い方)
前準備を怠って、noterさんに甘え、つるちゃんの人気にあやかろうとしてたでしょう?と叱咤する自分の声。
耳が痛いーーー!
ご購入いただいた方には全力の神様呼びをしてました。
これを10月の出雲大社現象と言います。(毎回同じこと言ってる)
反省その3 実力不足を逃げにする
とはいえです。自分のエッセイの魅力を伝える、とか、本当に苦手。どんな苦行だよと思ってます。
「暇つぶしに手に取ったら、ちょっと面白かった」というニュアンスで受け取ってもらえたら十分。
体感だけど、過去に出た文フリは、そういうニュアンスでも購入してくれるお客様もいたんです。
「なんかグイグイ来たし買っとくか」とか「へー500円なら買ってみるよ」とか。
今回、そんな甘っちょろい気分の人おらんかった。
ていうか、お金をいただくんだから、お前が甘っちょろい気分でいるなよです。
前述と重なるけれど「ええと、ちょっと笑えたりするような日常を…えへへ」と答えた多さよ!
客(ああ、なんかわかるよなわからんようなだな)
私(あ、今、この人食いついてないわ、もう無理だわ…!)
客「じゃあ、こっちは?」
私(えっ、まだ質問するの!? 待って、そんなに内容変わらんのよ…!!)
動揺が止まらない。
最終的には、そんなに面白いもんでもないんで、もう、ほんと行っちゃってください(泣)
ぐらいの気持ちになっている。
私の本ごとき、そんな真剣にならんでください…!!が喉の奥に張り付く。
または、真剣に説明が出来たとして、すごく長く説明したけど、数ページ読んで去っていく客人を見送るとき。
「あー、しょうもないものを並べてるんだ私」と落ち込んだりもして。
なんとか鼓舞するために「でも素人だしさ」と言い訳を並べたりしてます。
これって、売る側としては最悪の逃げですよね。悪いものと知ってて売るのと一緒でないの。
とあるバイトでセールス1位になったことがあるのです。
自分のこと以外で、マニュアル叩き込まれたら発揮できるこの能力、出せた試しがありません。私がグイグイ行ける時なんて、さっき売れたばかりとか、さっきnoterさんが来てくれた直後とかそんなんばっかり。
顔を変えられた瞬間だけ元気100倍言うてますけど、脇汗の水分で簡単に激弱メンタルになるアンパンは私。
………。
……………。
ちょっと待った!!
ええと。こんなに赤裸々に綴ってしまってごめんなさい。
「文フリ怖えよ」
「まじ、メンタル弱いから無理だわ〜」
なんてさせるつもりで書いたわけではございません。
これはあくまで私の反省。
本を売ることに関しては、メンタルヨボヨボになるのは事実だけれど、こんなに楽しいことがあるなんて!と思うのもまた事実。
だって、自分の本ですよ?
とことん自分と向き合って、今できることを詰め込んで。
反省点ももちろんたくさんあるとはわかっていても、全力でやった証が手元にある。
「よく頑張ったね」と毎回本気で思ってます。
そして、多分、そのご褒美なのでしょう。
胸がいっぱいになって眠れなくなるような出会いがあったり、こんなに面白い話が聞けるのか!みんなこんなに本を読んでいるのか!!私ももっと頑張ろう!!
と、充実感で満たされる時間が待ってたりします。
お人柄、お日柄、大阪のおばちゃん柄。
実力がなくてもこの3点を持っているのが自慢です。(自分でお人柄っていうなや)
会いに来てくださる方がいることだけで、私はまた、尻尾を振って本を持っていってしまう。
これからもっとたくさん読んで勉強して頭を悩ませて、精進したいと思います。
ご購入いただいた皆様、会いにきてくださった方、そしてお話ししてくださった方、本当に皆様ありがとうございました!!
そして、本日より、STORESも販売開始にします!
予約してくださっている方、大変お待たせしました、明日には投函いたします!
気になったという方がいらっしゃったらぜひ、こちらよりご検討くださいませ。
文フリレポと言いつつ、自分のメンタル面のみのご報告でした。会場の雰囲気全く触れてない…役に立つんかこれ!
そして来てくださった方に漏れがあると、申し訳なくて埋まるので書きませんが、お会いできて最高に幸せでした。
遠方から応援してくださる方々にも心から感謝、ありがとうございます。
ああ、ありがとうって何度書いても足りません。
そして最後につるちゃん。
弱気になっては「とき子さん!」「とき子さーん!」「ほらとき子さんってば!」
前から横から後ろから。いつだって全力で飛ぶ姿を見せてくれる。
在庫が残ったことを私以上に悔しがってくれる、それが本当に嬉しかった!
いつも本当にありがとう!!
次は1月11日 浅草にて、楽しみましょう!
以上、まずは恒例のメンタルについて叫ぶでありました!