どんなに抑えても叫びたくなる文フリ遠足記
いつも通り書いたら、多分1万字になるところを、グッと堪えてできるだけコンパクトにした大阪遠足のまとめです。コンパクトに出来るかな。
9月7日(土)
am7:35
高速バスを追う。
最寄りの駅だというのに、高速バスの降り場が分からない。目にする大型バス全部につるちゃんが乗っているように思えて興奮していたらタクシー乗り場に入ってしまった。
「こっちの島に何の用だよ?」という目で運転手さんが私を見たので、ノーメイク、薄い眉毛を出来るだけ可愛く下げて、頼りないハの字を作り微笑み返す。
再会を喜びつつ、我が家で朝ごはん。この日のために仕込んだぬか漬けが、いい塩梅に漬かっていることを嬉しく思う。
am11:00
吹田市アサヒビール工場見学。with小6娘
予約開始日が平日の9時で、昼には予約が埋まってしまうような人気工場。何でこんなに人気かって、出来たての生ビールが、もんのすごく美味しいのだ。これを味わってもらいたい。
ところで、ビールといえば「春夏秋冬ビール日和」のつるちゃんを連想するのだけど、『ビールが呑める大人の図書室』をコンセプトに、お店をオープン予定の豆千さんも連想。
奇しくも同日、クラファンが開始されました、詳細はこちらから!
ビールのイラストを見るごとに「豆千さん喜びそう」と言い、ビールに満たされる映像をみては「豆千さんここに浸かりたいって言いそう」と笑う。
工場のタンクを眺めていると、ガイドさんが言った。
「350mlのビールを1日1本飲んで、このタンクひとつを空に出来るのは4000年かかります」
すかさずつるちゃんが、嬉しそうに笑い出す。
「豆千さんなら1000年で飲み干せそう、豆千だけに」
うふふ、うふふとめっちゃ嬉しそうに笑うつるちゃんをみて「豆千…?」と娘。
「ビールがすっごい好きな人」という雑な説明をしたら、娘はなぜか、そのまま豆千呼ばわりをし始める。「これも豆千好きなんじゃない?」
挙句、ビールの試飲(生ビール2杯も飲める)で、すっかり気分が良くなった私たちは、土産物屋を「豆千ショップ」と言い、同じツアーに参加していた方々がとっくに帰った後も、ビールのイラストに悶絶「豆千柄」「豆千Tシャツ」とか言っていた。
なんか…豆千さん、まさか吹田市でこんなに呼び捨てされてると思わないよね、ごめんなさい(笑)
pm5:30
近所の居酒屋へ。近所と侮ってはいけない、めちゃくちゃ美味しい店なのだ。
前に夫と二人で行ったら、夫飲みすぎて帰って記憶を飛ばしたので、今回は、娘と共に置いていく。
早めに寝ようとam0:00台には布団に潜り込んだが、興奮していてあまり寝付けない。
9月8日(日)
文フリ当日
たくさんの方にお会いできたし、差し入れもたくさんいただいたのだが、漏れがあったら失礼に当たると思い、紹介は控えようと、控えようと…、いや、どうしても紹介したい…!という方がいて、それは東のテツさんという方。
私たち、つるとき、健康オタクというか、玄米やら餅麦やら糠床が好きで、つるちゃんが師匠と呼んでいたりするお方なんだけど「これお土産ね!」と持ってきてくれたのがこれだった。
めちゃくちゃ首を傾げてしまった「これなんですか!?」
大豆だよおっしゃるし、納豆って書いてあるんだけれど、何だろう、小学校で「これを育ててみてね、何が咲くかな?」って渡された土にしか見えない…!
「たべれるんですよね!?」と失礼なことを聞いたら「そりゃもちろんだよ!」と返ってきた。ピータンを初めてテーブルに出された人の気持ちを知る。
家に帰って恐る恐る口にする。
黒ニンニクと、醤油を発酵させたような香りと、少し強い塩味。
この独特の香りは…これはまさしく「健康オタクの香り」だった。我が家の父は、発酵黒ニンニクを自作している。どうやら炊飯器で作れるらしいのだが、膨大な時間と、それに伴う香りが凄まじいのでそんなに多くは作れないと言っていた。
ああ、東のテツさんをうちの両親に会わせたい、故郷の香りがするぜ!と思った。
テツさんから本も頂いた。今のところ、ファステングの予定はないけれど、「もうアカン」と体と心が言い出した時のために、心の拠り所にしようと思う。
↓ちなみに、今回の帰省で父がきゅうりを20本ぐらい塩水に漬けていたら、テツさんのこの記事が上がって声出た。
そして、どうしても紹介したい。
今回、文フリ前に、わざわざ速達にまでしてお手紙をくれた玉三郎さん!
メリーモナークのイラストが欲しいとは言った、確かに言ったけど、他にも手描きイラスト。心のこもった贈り物に、涙腺が緩むのは歳だからってだけじゃない。
こういう、イラストのnote最高可愛いのです。
そしてお隣ブースはウミネコさん!
穂音さん、dekoさんの隣でめちゃくちゃ楽しい1日を過ごせた上、この後がさらに楽しかった。出会いに本当に感謝!会うごとに好きになるんやが、どうするの、こんなに好きな人出来たら、体が足りん。
穂音さん去年も楽しかったけど、ますます楽しかったのです、どうしましょう、この楽しさ淡々と書けない…!
dekoさん、そういや、去年はチラッとしかお話し出来なかったけど、今回はめちゃくちゃお話し出来たのとっても嬉しい!
そして、この後のお楽しみがあるのはカニさんのお陰です。
打ち上げ場所も、2次会場所も一緒に探して下さった、カニさんチョイスさすが。
どの記事貼るか迷って固定記事。だってオシャレなんだもん!
コッシーさんは、すまスパインタビューしたり、写真撮ってくれたり、8時ちょうどのあずさ2号ギリギリまで、ありがとうございました!チリチリTシャツとか言ってたら、オシャレヘアのカーディガン男子だった!
pm6:15
打ち上げ開始
文フリの興奮と、喉を潤すビールに酔いしれて最高に楽しい時間を過ごす。
pm8:00
二次会スタート
二次会から参加してくださる方がいて、さらに興奮。
駅からの帰り道、汗だくになりながら、つるちゃんと興奮を分ちあって、帰ってからも売り上げの計算やら感想やら言い合っていたらam3:00を回る。
やばい、昨日も寝てないのに、アドレナリンが止まらない。麻薬で痺れるってこういうことかもしれない、全く眠くならず、朝を迎える。
9月9日(月)
am10:30
去年も行ったけど、今回どうしても内部を見てもらいたい!と、太陽の塔へ行く。
アドレナリンが出ている脳みそに、岡本太郎は追い麻薬だった。真っ赤な塔内と、太郎の情熱が、己の血潮と混ざって大暴れしている。
最終的には、岡本太郎の見る人類の末路、みたいな壮大な話しをつるちゃんとし始める。
太郎の威力に圧倒されると、人は人類そのものを語りだす。(でも知識はない)
pm1:00
つるちゃんを最寄りの駅まで見送る。
遠いからこそ、こんなにじっくり時間をとって遊べるのだ、きっと近くに住んでいたら、ここまで濃密な時間は過ごさないのだろうと思う。
だけど、距離があるから別れが来てしまう。
大きなスーツケースを引きずる後ろ姿を見送りつつ、次は東京でね!と何度も叫ぶ。
よくよく考えると、数回しか会ったことがないはずなのに、血のつながった姪っ子を送り出す気持ち。勝手に、逃げ恥のガッキーと石田ゆり子を想定しているんだが、怒られるだろうか。
pm2:00
気絶。
興奮しているうちにnoteを書いたり片付けたりしようっと、と思いながらコーヒーを飲んだ後のことを覚えていない。
気付けばカーペットに死体のように転がって2時間経過。
部活に勤しんでた青春時代を思い出す。違うのは、そっと布団をかけてくれるような人がいないことだった。当たり前だ、平日の昼過ぎ、家族はそれぞれ頑張っている。
私も明日からまた頑張ろう、とりあえず、明日もパートは休みだぜ、とほくそ笑みつつようやく8時間の睡眠を確保した。
はずなのに、翌日書いたnoteは暑苦しいのなんでよ。
というわけで、今回はなんとか、出来るだけ淡々と書くことを心がけたけども!
漏れちゃう。情熱漏れちゃうわ。
そうそう、次の文フリは札幌!
いえいえ私のことじゃございません!
熱い、といえばこの方です。
いぬいゆうたさん、ウミネコ編集長と札幌の地で文フリ参戦!
もはや、文フリといえばいぬいさんぐらいの熱量あるんやが、そのいぬいさん、札幌で文フリしたら、秋も冬も来なくなりますよ!!
詳しい内容はもしや今夜?↓
そして、ウミネコさんは海を渡ります。
翼があるだけに、その姿は力強い羽ばたきです!
札幌への羽繕いもそろそろ始まるはず↓
あちこちで記事を読むたびに、ありがとうの言葉がたった5文字であることがもどかしくなります。5文字で気持ちを全部伝えるのはむずかしい。
それでも、その言葉しか見つからない。
ありがとう、本当にありがとうございました!
以上、私の文フリ大阪報告でした。
追記
今回購入した本!
とき子