洗わないと完成しない靴下!?
朝寒い。
やっとセーターが着れる。
靴下の企画に携わらなければ
毛に2種類の作り方があるなんて
知ることもなかった。
「ふんわりしてすぐあったかい」
「滑らかでじんわりあたたかい」
この二つ。
今から2月までは
「ふんわりしてすぐあったかい」
を選ぶことが多くなりそう。
と、いうことで
今回は「紡毛(ぼうもう)」について
お伝えさせていただきます!
紡毛
以前の記事で「梳毛(そもう)」にいて
お伝えさせていただきました。
チクチクぜずにじんわりとあたたかく
寒暖の初冬にはぴったりのウール↓
紡毛とはどんなものか?
短いふわふわの繊維を
紡いだもの。
空気をふくみ
嵩高(かさだか)な糸になる。
この糸で編む靴下は
ふんわり、あたたかく…
…ならないのです!
実はこの紡毛の糸
編む前はガッチガチ
なのです。
糸の時はこんな状態↓
そのまま編むと
ふんわりとは程遠い
がっしがしの靴下になります笑。
では、どうやったら…
ふわっふわの靴下になるのか?
洗う=縮絨
ワンウォッシュ。
てやつですね。
毛なので生き物の体毛です。
しばらく頭洗わないと髪の毛
ごわごわしてきます。
柔らかそうな動物を触ったとき
硬っ!となった経験ありません?
あのギャップです!
糸にする時は
短い繊維を紡ぐので
ほぐれないようにコーティングして
紙管に巻きます。
なので硬いのです。
それをシャンプーとリンスを
するかのように縮絨をして
風合いを引き出します♪
日本製の紡毛靴下
洗って縮めるので
それを想定して「大きく編む」
さらに縮絨の工程と風合いを
出すために柔軟を施したりする。
後工程が通常より増えるのです。
はい
ものすごく手間です。
日本で作られている紡毛の靴下
というだけでかなり貴重です。
すごく高くなって
普通では手に入りずらい。
風合いを開く
この見極めがまた難しい。
うちの創業者もここが厳しいです。
一番こだわってるところでもあります。
何度も何度も
☞縮絨時間
☞溶剤
☞仕上げの温度湿度
これに編み方の工夫を重ねます。
さらに素材選び、、汗
小さな靴下に
やること沢山です。
ふわふわに仕上がったとき
担当MDは歓喜です笑笑。
長持ちの秘訣
紡毛の靴下を長く履くためには
靴選びと洗い方が大事です。
推奨は手洗い一択なのです。
でもそれも面倒。
洗濯機を使ってしまうのも
わかります苦笑。
非公式としてこっそりお伝えします㊙︎
☞洗濯機なら手洗いモードで!
☞ネット必須!
☞柔軟剤は多めに!
☞水量も多めに!(詰め込み✖️)
☞脱いだらすぐ洗う!
☞乾燥機は絶対ダメ!
☞Tabioで買う!(宣伝)
で長持ちします☺︎
↓紡毛の靴下
↓お世話になっている原料メーカーさま
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