のらりくらりと、ここまできたもんだ
saru.com
#ウイニングイレヴン
市民会館に
テレビを4台持ち込んで
第四会場まで設置
9時から始まり
終わるのは17時過ぎ
⚽️-----------
総あたり戦を行い
勝敗と得点率で序列が決まる
ポイント内でドラフトを
事前に済ませた精鋭達
それぞれが考案した
フォーメーションと戦術と
指先の操作スキルが
優劣を決める
ゲームとはいえ
真剣に取り組み
夜な夜な練習するヤツと
ひたすら研究するヤツと
合同練習という名の飲み会に
してしまうヤツと
10名以上に膨らんだ
この社内サークルは
社外メンバーも
参加するほど発展した
ゲームと仕事の共通点
ひとつは、本気かどうか。
基本、勝ちたくないヤツはいない。全員が勝利を目指して頂点に立ちたい。それなのに不思議とキッチリと序列がつく。人数を半分に割って上位五人がプレミアと呼ばれる。下位五人が猿と呼ばれ、退勤後は社内で屑扱いを受ける。先輩後輩、上司部下は一切関係ない。勤務中は当然敬語を使い先輩上司のために扉を開ける。だがしかし、勤務外ではプレミアは踏ん反り返るだけでいい。下僕の猿達がすべてをこなす。そんな血の掟がsaru.comなのだ。
これが次の大会まで繰り返される。半年に一度開催されるが、その間は猿落ちしたメンバーは地獄だ。顔を合わせれば基本プレミアの自慢話を聞く事になる。そして、どれだけ猿達がゲームが弱いかを罵られる。なかには発狂するメンバーもいる。そんな時でもプレミア達は冷徹に言い放つ。
「悔しかったら勝ってみな」
「それが嫌なら猿のまま去れ!」
大概これを言われたら黙る。感情に任せてsaru.comを脱退しようものなら一生猿扱いを受けるのは想像に容易い。そんなの絶対に嫌だ。だから皆、歯を食いしばって堪える。次の大会で見とけよボケが。と心の中でつぶやく。
無冠の帝王
自慢させてもらうが、私は猿落ちをしたことがない。だが悲しいのは優勝もない。他に猿落ちをしたことがないヤツはもう一人いる。自分をキングと名乗り、何度も優勝をする鼻につく生意気な後輩だ。実力至上主義のsaru.comにおいて戦歴こそが地位を築く。ムカつくが認めざるを得ない。
大会も十回を越える頃
だいたい序列も固定化されてきた。これが面白いバランスとなる。
優勝 営業エース(本人が言えという…)
2位 商品MD(私)
3位 かっちゃん(現社長)
4位 古参営業
5位 若手営業
↑プレミア
↓猿
6位 古参営業
7位 若手営業
8位 財務
9位 物流
ビリ システム
若手営業と古参営業は
天国地獄を常に彷徨っていた
実務で後方支援をしてくれているメンバーが常に猿で、前線で売るとつくるをしているメンバーが常にプレミア。ちょうどいい所に社長という分布だ。
もつひとつは上述の通り
攻めの業務と守りの業務で個性が分かれ、ゲームのプレースタイルにもそれがまんまと出ている。営業は花形。常にトップを狙わなければならない。それが醍醐味でもある。商品は安定。品質の維持向上を積み上げる仕事でもある。15年前の懐かしい話ではあるが現在に通じていると思うと、アサインしたかっちゃんの先見の明には感服する。
彼らの現在…
自分をキングと名乗った生意気な後輩
→統括事業本部長
かっちゃん
→代表取締役社長
古参営業
→メンズ事業部課長
若手営業
→営業統括マネージャー
若手営業
→デジタルマーケティングリーダー
などなど
会社の重要ポストについている
今の私はのらりくらりとやっている
優勝をすることは無いが大敗しない。それが仕事に於いてもプレースタイルなのだと思う。現在は生意気な後輩上司のために知恵を絞り、かっちゃんの閃きの具現化と音楽を一緒にやっている。軍師側近参謀と認められたら本望と仕事のゴールを見据えている。
3月からは長らく休眠したsaru.comのモンハン部が始動する。なんの為にもならない莫大な時間を狩りに消費する。楽しみで仕方ない。
おしまい
毒にも薬にもならない与太話に
お付き合いいただいて
ありがとうございます
そろそろ終わりを意識して
日々の仕事を楽しみたいと
思い始める今日この頃…
と、いうお話でした☺︎
ゆうなって
これの続きです☟