節目にやってくる船旅
#8/3旅の初日
-今年で関西に移住してから20年が経つ
北の大地へ
北海道へは、産まれた直後の数年。そして、小学生の夏休みは毎年。その後は成人してから鉄雄じいちゃんの葬式。父の納骨。数年後の和恵の結婚式。親友との夏休みで。和三じいちゃんの葬式。彩香の結婚式。京子ばあちゃんの葬式などなど、両親の出身地なので当然行く機会も多くなる。
ただ車での北海道は新潟から二回。舞鶴から一回と、今回で三度目の小樽となった。
二度目は勤続20年の休暇で。三度目は勤続30年の休暇で。特に北海道と決めていなかったが、たまたまそうなった。
20年目は、上司のパワハラに正面対決を挑んだあと会社を辞めようと思ってて。その時はブラック上等で、長期休暇は与えられても取得できない暗黙ルールのなか。20日間きっちり休んでみた。
30年目は、昨年より母の納骨を計画していて。この休暇をそれに充てようと思い実現させた。そして、人生の岐路としても考えることに。55歳で早期退職制度を使って、次に歩み出すための熟考期間としようと。飄々と流れに身を任せてきたけど、なんだかんだで三十年。順風満帆ではないがここまでよくやってきた。育ててくれた数多くの方へ感謝しつつも。そろそろ自分を生きようと思うのです。
-節目としてやってくる
そんな人生最後の長期休暇の始まりでした。