移住
-ちょっと夢の話
9日間もある長旅。着替えマネジメントとして、途中にコインランドリーを挟む予定だった。下調べをあまりせずに、時間ができたら探そうと無計画でいた。8月8日は雨だったのでちょっとゆっくりすることに。網走付近で洗濯しようと決めた。車で三十分ほど。以前コラボをしたことがある「Baluko Laundry Place」を清水町の役場内に見つけた。
初めて利用したが、大容量で一気に洗うことができ、作業台もゆったりでとても使いやすかった。こう言っては失礼だが、人口5,000人の小さな集落の割には、利用者が次から次へとくるのが意外で、でも納得した。
時間は乾燥含め70分。カフェも併設されてパソコンもフリーWi-Fiで、席もたくさんある。仕上がるまで寛ぐことにした。本を読んで過ごそうと思ってコーヒーを注文したが、このキレイで新しい役場。少し調べてみたくなった。
今回の旅の目的はいくつかあって。その中で次の住処。の検討も含まれている。「そうだ、移住ってどんな支援があるのだろう?」すぐサイトをチェックしてみると、、空家バンクなるページがあるではないか!
その中で目を引いたのが、元理容室の物件。
ふむふむ。広さは敷地144平米ね。うんうん。せっかくなら北海道だし100平米は超えておきたい。充分充分。ん?おや??ひとつおかしい箇所を発見。
価格等 200,000円
意味がわからなかった。上物(建物)だけ?借家??すぐに役場の総合窓口で直接聞いてみた。すると、、「問い合わせはお客様が直接なさってください」とのこと。すぐに記載の連絡先に電話をした。
-謎が解けた。
なるほど。
できれば、リノベーションできたら理想なので。次の日に現地を見せてもらうことになった。
実際見にきてみると、隣の空き地も売りに出されていた。
合わせて170万。明日の物件見学が楽しみになってきた。
-そして当日
リノベーションはできそうにない。
一級建築士の叔父に付き添ってもらい軽く鑑定してもらった。傾き、基礎がブロック、何より劣化が酷かった。さらに立地もあまり良くないらしい。小清水町ではメインの通り沿いだが、T字路交差点に面していて商売するにも暮らすにも適さないとのこと。いったん想いは冷却できた。
ただ、少し具体的に移住のシミュレーションを立てることができた。小清水はジャガイモの街。特産物があるのはいい。これから発展しそうな気配もある。生活インフラはそこそこ。暮らしなおす費用を考えると、この土地を購入することも可能な範囲。
大阪に移住して二十年。故郷に帰るか。東京に戻るか。未開の地か。新潟や四国、淡路島に瀬戸内。魅力的な土地はたくさんある。あと三年でじっくり見定めたい。
-夢は続く