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【詩】皮膚は追憶する



僕を照らす太陽は僕の目から生まれた。


僕の見ている太陽はあなたの見ている太陽とは違っているかもしれない。


僕の太陽は暖かくて赤いものだ


あなたの太陽はどこか冷たく青白いものかもしれない。 


いずれにしても確かなことがある。

どちらも太陽そのものではないということ。


僕の目が僕の太陽を作り、あなたを作った。


もしかしたらすべて幻かもしれない。

それでも僕の手のひらは幻ではない暖かさを覚えている。


僕は信じる。

あなたがそこにいることを。


僕は太陽が存在していることを確信している。

それは目だけでなく僕の皮膚も裏付けている。


僕はあなたもまた確かに存在していることを確信している。


あなたの声の響きや、指先が触れたときの微かな震えが追憶となってそれを裏付けている。



たとえあなたの存在を証明できなくても、太陽は明日も昇るだろう。






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