みかんを丸ごと使い尽くせ!
冬のフルーツとして大人気、そして大定番「みかん」
時期によって産地や品種がどんどん変わっていき、美味しいものを食べ比べていけるのも特徴。
(近年は、お気に入りを見つけて産地・品種を指名買いされる方も!)
大人はもちろん、小さいお子様でも自分で皮を剥ける!
という事で、ファミリー層にも大人気。
もちろん、私も大好きです。
食後のおやつにみかん・・・
こたつに入りながらみかん・・・
日常的に食べまくっています。
そんな時、ふとこんな事を思いました。
「みかんて、どこまで食べられるんだろう・・・!?」
フルーツを「美味しく楽しく余す事なく」をテーマに活動する、東果堂。
そんな事から、今回自分へのミッションを課してみました
ミッション《みかんを丸ごと使い尽くせ!》
【みかんの食べられるところ】
使い尽くす前に、まずみかんで知りたいと思ったこと。
みかんの食べられるところってどこまでなんだろう?
例)スーパーにも並んでいる代表的なみかん、温州(うんしゅう)みかんのMサイズを想定すると
・皮ごと含めた丸々1個:約100g
・中の果実1個:約75g
こちらのボリュームです。
大体75%が可食部として食べられているという事でした。
【栄養価ってどんなもの?】
1個につき75%が可食部として食べられるみかん。
様々な栄養素が含まれていますが、皆様に馴染み深く・印象的な栄養素といえば、やはりビタミンCでしょうか!
◆免疫力を強くする
◆ストレス低減の作用
◆肌の健康を整える作用
などなど、ビタミンCには多くの作用が期待できます。
そして、みかんは「機能性表示食品」てご存知ですか?
みかんに豊富に含まれているβクリプトキサンチンが体内でビタミンAの元となり、「骨代謝の働きを助けることで骨の健康維持に役立つ」というもの!
血中のβクリプトキサンチンの量が高い人ほど動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病になりにくいともいわれており、予防医療にもつながると言われています。
【白いところ食べれるの?】
人によって取るか取らないか、かなり好みが分かれる白い筋。
名前を「アルベド」と言います。
これ、声を大にして言います。
!!!!絶対に食べた方が良い!!!!
アルベドには食物繊維やビタミンが豊富。
特にビタミンPのうち、みかん由来ポリフェノール「ヘスペリジン」は実より、なんと40倍の含有量にもなるのだとか!!
このビタミンPはビタミンCの吸収率を高める効果がある為、そのまま食べることで効率よくビタミンCを摂りこむことが出来るんです。
【じゃぁ皮は?】
果実部分→白い繊維ときたら残るのは、そう「皮」ですね。
昔からみかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」という漢方薬として使われてきました。
みかんの皮を干した状態のもので、風邪予防のほかにも血流を改善したり、整腸作用やリラックス効果があると言われているんです。
そんなみかんの皮には、白いところ「アルベド」と同じく「ヘスペリジン」という物質が入っています。
ヘスぺリジンには抗酸化作用、つまり体内で発生した活性酸素を除去する働きもあります。
こうした働きに加え、優れた抗炎症作用も併せ持つ、健康づくりに非常に役立つ成分なのです。
【みかんの栄養】
ここまでご覧頂いた方、そろそろ気づきましたか?
みかんて栄養価すごいんです!!
ミッション通り、《丸ごと使い尽くせ!》を日々続けていったら、健康になるのでは・・・?
【みかんを丸ごと使い尽くす方法】
丸ごと食べるだけで健康になるフルーツ、みかん。
食べられる果実部分はそのまま食べるとして、皮は余ってしまいがち。
どのように使い尽くしていくか、考えてみました!!
<まず、仕込をします>
▼天日干し
∟食べ終わった後の皮をザルや網に広げます。
その後、日陰で1週間程度天日干しに。
※時々、上下をひっくり返したりして満遍なく乾くようにしましょう!
▼電子レンジ
∟食べ終わった後の皮を耐熱皿に重ならないように並べる。
500wで2分半加熱する。粗熱を取ります。
大きめのザルやトレーに広げて水分を飛ばす!
※皮の厚さによって乾き具合にバラつき有。サイズによって加熱時間を調整して下さい。
①食べる
→乾いた皮を細かくする。
・市販の七味に混ぜてオリジナル七味!
・餃子のタネに入れてさっぱりジューシーな餃子に!
・紅茶に浸して爽やかな風味を一緒に!
②一緒にお風呂に入る
→乾いた皮をお茶パックに入れる
(なければ洗濯ネット等、袋状&チャックが付いているものでもOK)
★肌の表面に膜を張るので、入浴から50分ほど保温効果が持続します!
湯冷め防止にピッタリ。
ここまでは乾かしたもの!
もちろん生の状態でも使えますよ!
③掃除する
・みかんの皮でそのまま擦る
→クエン酸やペクチンは、油性のマジックインキが消えてしまうくらい強力!
油汚れが気になるキッチン周りには最適です。
・みかん洗剤を作る
→みかんの皮(2個分)と水(1.5L)を鍋に入れて、弱火で10~15分間煮出すだけ。
冷めたら煮汁をザルなどでこして、スプレーボトルなどに入れて原液のまま使います。
そして、しっかり使い尽くしたみかんの皮。
最後はこちら。
④肥料にする
→虫は柑橘の香りが苦手!
アブラムシをはじめとした害虫の忌避効果が期待出来ます◎
【丸ごと食べ尽くせそう!】
ここまでご覧頂き、「丸ごと食べ尽くせそう!」と感じて頂けましたでしょうか?
中の人は、この記事を書いていたらみかんの可能性が広がりました・・・!!!
(もし皮を乾かすのめんどくさい!って方は東果堂もご用意してますので良かったらご活用ください。こちら)
「美味しく楽しく余す事なく」
こちらをテーマに活動を続ける東果堂は、今後もフルーツを丸ごと食べ尽くす!
研究を続けていきます!
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