詩|ジューン・フライト
窓にコーヒーをこぼし
空を染めてみると
六月の曇り空も
まあ悪くないんじゃない
匂いは伝わってこないけれど
一日の予感は伝わってくる
光は降下線
何度も着陸を試みるみたいに
両腕を伸ばし飛んでみよう
鼻先を窓ガラスにぶつけながら
六月のハンドルを握りなおし
(詩誌『everclear』第9号 収録)
窓にコーヒーをこぼし
空を染めてみると
六月の曇り空も
まあ悪くないんじゃない
匂いは伝わってこないけれど
一日の予感は伝わってくる
光は降下線
何度も着陸を試みるみたいに
両腕を伸ばし飛んでみよう
鼻先を窓ガラスにぶつけながら
六月のハンドルを握りなおし
(詩誌『everclear』第9号 収録)