エッセイ|湖畔通信
少しネットから遠のいていた……わけでもないのですが、Xもこちらもご無沙汰していました。寄稿するところが数ヶ所あり、それらに忙殺され、終わって、なにか心に空白ができポカンとしていました。
立秋が過ぎ、暦の上ではもう秋、手紙の書き出しでは「残暑厳しき折…」という言葉も一般では使えるようになりました。しかし本州以南では、まだ酷暑で大変なことと思います。
こちらは北海道ですが、今年は去年ほどの暑さではない気もします(もちろん北海道は広いので、地域によって違いがあります)。当地では夏日は続くものの真夏日にまでは至らず、屋内に入れば涼しいものです。
周囲を自然に囲まれているので、目に付くものは木々、花々、鳥たちなど。ここに来てから長く経つので、散歩に出ると段々それらが気になってきました。この鳥は何という名だろう、あの啼き声の主は誰だろう、と最近特に鳥について興味が湧いてきています。
散歩に出るといつも見かけるのが白と黒の小鳥。とにかく近辺にたくさんいて、繁殖している様子。カラスもいるのですが天敵ではないのかな。悠然と飛んでいます。
最近になると、私を覚えてきてくれたのか近くに寄ってくるようになりました。
いくつかサイトを当たって調べたところ、ようやくそれがハクセキレイ(写真)であることが判明。街中にいたときはあまり見かけなかったので、とても可愛らしく見えます。
今年はめずらしくミンミン蝉の声も聞こえます。数年前まで夏でも蝉の声が聞こえなかったので、やはり気候が変わってきているのでしょうか。
ほぼ毎日湖畔に出て洞爺湖を眺めていると、なんとも言えない贅沢な気持ちになります。休日にはすぐ近くのキャンプ場は大混雑、湖畔を一周するサイクリングの姿も見られます。
街から離れているし、虫も出ますが、環境的には本当に良い所にいるのかなぁ、などと思います。元々は活火山の有珠山直下を避け、温泉街からこちらに移ったのが由来のようです。
何かだらだらと書いてしまいました。まだ夏は続きます。どうぞ体調管理にはお気をつけお過ごしください。