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リンパ節郭清の後遺症

朝起きたら、右腕の二の腕に赤い斑点ができていました。
ここ、冬になると毎年、乾燥してかさぶたみたいな感触の皮膚になるんです。それはわかっていたのですが、その日、痒くて痒くて見てみたら、かさぶたみたいなところが赤くなっていたのです。左腕は?と見ると、かさぶたな感触で止まっています。

ありゃ〜。乾燥を放置していたからな〜
そう思って、当時、放射線科から処方されたヘパリンを塗って様子を見ることにしました。数日経っても、良くなる兆候がありません。それにしても、痒い!
でも掻いちゃだめ!と、袖の上からこする程度で我慢していました。

たまたま姉と会った時に、腕の乾燥の話をしました。皮膚科に行かなくちゃと。
すると姉が
「本当に乾燥のせい? もしかして、治療とか関係ないの?」
そう言ったのです。

それまですっかり忘れていたのですが、右腕は確かに乳がん手術とリンパ節郭清をした方の腕です。
あ、もしかしたら・・

私には思い当たることがあったのです。
手術した方の腕を下にして寝ないように注意されていたのに、リンパ浮腫になっていないのをいいことに、子供の頃からの癖で落ち着くということで右腕を下にして寝ていたのです。

そして、その夜、試しに左腕を下にして寝てみました。
すると、右腕の赤みが随分減っていたのです。
これか・・
皮膚科に行かなくていい安堵感と、自分のゆるゆるさに反省しつつ、治療の影響の大きさに驚いています。


そして、私はすぐに忘れてしまうのですが、何かあるとどうしてもがん治療に結びつける姉の言葉、そして言われてみれば・・と辿ってしまう自分の思考回路に、これも後遺症の一種かも知れないとも思うのでした。

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