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過去の自分に勝とうとしたら まるで自分自身が悪役みたいじゃないか


「人生を豊かにする」という目標

物がたくさんあれば人生は豊かになると思った

自分の生活を豊かにするために何度も考え

ありとあらゆるアイデアを具現化してきた

しかし、ちょっとしたことから

また次、その次を求めるようになっていった

見えない敵と戦わざるを得なくなったこの社会情勢で気付かされたのは

物の存在価値とその重要性だった


蜘蛛の巣のように放射状に物事に手を出し無闇矢鱈にものを生み出す

生産性は高く思えたが

生み出したアイデア1つ1つを省みることは無かった

どうしてこれを生み出したのか?

何がどういう風に自分の人生を豊かにしているのか?

これに答えられないアイデアは

「少なくとも今の自分には」必要ない


アイデアを生み出し続けるのではなく

今自分は何を欲していて、どんなアイデアを生み出したいのかを明確にすること

全てやろうとするのではなく、1番にするべきものは何なのかを考えること

「より少なく しかしより良く」

これを来年のスローガンにする


「過去の自分に勝とうとする」
これは視線が過去に向いている状態

そして自分のことを敵だと思っている

だからそれを越えられなかった時は落ち込む

言葉だけで前を向けないのはこれが理由

そうではなく

未来の自分に感謝されるような人間になる

今の自分があるのは過去の自分が土俵を作ってくれたから

過去の自分に感謝する

そして

未来の自分に向けて

良い環境を作ろうとする未来志向を持ち

決して自分のことをネガティブの対象にしない

良くも悪くも今の自分が未来を作る

未来の自分に感謝されるような生き方をしよう

過去の自分に勝とうとしたら

まるで自分自身が悪役みたいじゃないか

だからこそ

未来の自分に感謝されるような生き方をしよう


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