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ガンダム精神世界探索(25)シャア・アズナブルとヒロインたち(3)

 アムロとシャアの「恋愛」をテーマに、その心理を追究してみようと思います。書き手の私は女性ですので、あくまで女性から見た視点ということになると思います。今回は、シャア・アズナブル編です。

CASE 5. クェス・パラヤ

 シャアの「関わったけれども愛さなかった女」その3として、忘れてならないのがクェス・パラヤです。彼女はもともと地球連邦高官の娘でしたが、父親と折り合いが悪く、偶然、ロンデニオンでアムロとシャアが再会したとき一緒にいて、シャアの「来るかい?」の一言でアムロからシャアに乗り換えたといういわくつきの少女です。このとき、年齢わずか13歳。とくれば思い出すのはララァ・スン…ではないですよね! 彼女はララァの再来ととらえられがちですが(例えば、彼女がはじめてファンネルを操ったときシャアは「あの子と同じだ!」とつぶやきますが、その「あの子」ってララァのこと?と思いませんか?)、でも、ララァとは年齢も、経歴もかけはなれています。それよりも、ハマーン・カーンにずっと近いでしょう。クェスは自分よりはるかに年上のアムロやシャアに、恋心を感じていたようです。父親との折り合いが悪かったこととあわせて考えると、父親のように年の離れた男性に惹かれる傾向があったものと思われます。だからこそ、シャアの甘い誘いについていき、才能を認めて重用してくれる彼のことを慕うようになったのです。

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アムロ・シャアをはじめとする「機動戦士ガンダム」の主要キャラクターの行動からその心理を読み解き、ガンダム・ワールドの神髄に迫ります。 Vol.3では、逆襲のシャア時代のシャアの心理、また、シャアとアムロそれぞれの女性関係について掘り下げています。 (2000年から2006年にかけて、本サイト「MUDDY WALKERS」で連載していたものを再掲)

アムロ・シャアをはじめとする「機動戦士ガンダム」の主要キャラクターの行動からその心理を読み解き、ガンダム・ワールドの神髄に迫ります。 Vo…

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