【クズが人間になるには#2】かぼちゃ事件
こんにちは。
一つ前の記事『とうきび事件』では、最新のやらかし事を書きましたが、同じ系統のやらかし事が過去にもあり、その件について書きたいと思います。
それは名付けて、『かぼちゃ事件』。
(過去ブログに書いていたものを掘り起こしてリライトしてます。)
私が牧場で働いていたころの、忘れられない出来事…
「ねぇちゃん!かぼちゃ全部持ってくなよ!(怒)」
かぼちゃ事件
牧場で働いていた頃というのは、今から5年ほど前。26歳の頃です。
牛たち、めんこかったですね〜🐄
「ねえちゃん」とは、私のことです。
(場長は、従業員が女なら「ねえちゃん」、男なら「にいちゃん」と呼びました。)
その秋は、“かぼちゃの秋” というくらいに、牧場の人たちから、かぼちゃをたくさん頂いていました。
そんなある日、場長からまた
「かぼちゃ持っていっていいよ」
と言われました。
しかも美味しそうな坊ちゃんかぼちゃです。
私はとても嬉しく、貰って帰るのを楽しみに仕事をしました。
その日はちょうど、牧場を見学しに来た人がいました(詳しくいうと、就職を検討するための体験をしに来た)
仕事が終わって、かぼちゃを見ると、坊ちゃんかぼちゃがまだたくさん並んでいました。
ここでよくない方向へ。
私は、どうしたらいいのか悩みましたが、「残したら失礼だ」と思ってしまいました。
今思えば、間この判断は間違っていると分かるのですが、そのときは、かぼちゃを残さず全部貰っていく方が牧場の人達に迷惑をかけないと考えたのです。
でも、牧場の人達から見たら、自分勝手で欲張りな行動でした…。
そして次に私がどう行動してしまったかというと、
自分と見学に来ていた女性で、10個くらいあった坊ちゃんかぼちゃを半分ずつ分けました。
つまり、全部持って帰ったんですね。
***
次の日。
「ねえちゃん全部持ってっちまったのか!」と怒られました。
私は自分なりに、悩んで、気を遣おうとしてやったのに、かえって逆のことをしてしまっていたことに、私はうわぁぁとなり、本当にショックでした。
あぁ…。
相手のために行動したけれど、相手目線が欠けていた。
つまり、今回の私の行動は、自分目線だったんだ…。
場長が次のように私に言いました。
「こういうときは、自分は1つもらって、あとは他の人のために残しておくものなんだよ」
なるほど!と、私はやっとわけが分かりました。
これから私にできること:
これからは、こういう風に職場で差し入れをいただく状況では、次のように行動していきたいです。
この、かぼちゃ事件では指摘してもらえましたが、もし教えて貰えていなかったら、そのままずっと同じ感じの過ちを繰り返して、周りの人に迷惑をかけていたと思います。
そして、裏で『ウザい人』とか『空気が読めない人』、『迷惑な人』と言われ、距離を取られてしまったかもしれないと思うと、ほんとうにこわいです。
怒ってもらえて本当によかった。
怒ってくださりありがとうございました。
(ちなみにこの件の後しばらく、かぼちゃ恐怖症になりました🤣)
しかしまた繰り返したのは何故なのか
冒頭で触れた通り、このかぼちゃ事件から五年以上経ち、私は『とうきび事件』を起こしました。
全然学んでないやーん!
…と言われるかもしれないのですが、
私としては『違う状況でどうしたらいいかすぐ分からなかった』、という構造になっていると分析しています。
かぼちゃ事件では「全部分けていいよ」とは言われなかったですが、とうきび事件では「全部みんなで分けていいよ」という条件だったのです。
この現象は、発達障害自閉スペクトラム症の『応用がきかない』という一例ではないでしょうか。
まるでコードを読み込んで動いているシステムみたいですね。自閉の人はロボット的に扱うのが適している、というのも私は全然肯定派です。
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こんな経験談をお読みくださりありがとうございました。
あぁ、明日はクズな自分に苦しまないでいられますように…🌠