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きらめ樹セルフビルド物語Vol.10いよいよ!きらめ樹〜

『きらめ樹セルフビルド物語』に繋がるお話を過去に遡って回想中~
前回のお話の続きとなります。

『きらめ樹』とは?
NPO法人森の蘇りが推奨している皮むき間伐の愛称。
女性も子どもも、みんなができる森づくり!それが、『きらめ樹』
です。

https://mori-no-yomigaeri.jimdo.com/

森のお手入れが出来る『きらめ樹リーダー』の研修を終え、早速丹波篠山市の里山の皮むきを始めました。
実は、迷っていた丹波篠山市の里山の土地は不動産屋さんに手付金を払って、購入する旨を伝えていました。
全額まだ入金していませんでしたが、「もう里山の木は好きなようにして問題ない」と言って貰っていました。
そう言うことで『きらめ樹(皮むき間伐)』を習得した僕達は待ちきれず、60本くらいのヒノキの皮むきを夫婦で行いました。

今から皮むきをするヒノキさん一本一本に話しかけました。
「これから皮むきをさせて下さい。大切に使わさせて頂きます」


皮むきが終了した時点ではっきりとした家のイメージは決まっていませんでした。
これくらいの木があればタイニーハウスは建てる事が出来ると皮算用。
これらの皮むきした木は1年間森の中で切らずに立ち枯らせさせます。


それらは貴重な天然乾燥材になります。
なかでもヒノキの天然乾燥材は、強度が年々増していき、それも200年くらいかけて強度が上昇し最高点に達します。そこから数百年かけてゆっくり強度は下降していきます。
法隆寺が天然のヒノキを使用しており、証明しています。
現在は料金、効率を考えて人工乾燥する木材がほとんどです。
人工乾燥材は、高熱で乾燥させるため、油分がとんでしまいます。強度も処理したその日から下降していきます。
現代の家は大丈夫でしょうか?
きらめ樹材は、森の中で雨、風、太陽に当たりゆっくり自然乾燥されていきます。
含水率は1年後には20〜30%位まで下がり、2m材であれば女性でもひょいっと担げる重さになります。

きらめ樹材をヒョイと持ち上げるNさん


これが『きらめ樹』の最大の特徴の一つです。実際に僕達の家造りに携わってくれたのは80%が女性達なのです。

伐採するまでに時間があります。
この期間を利用して、どんな家、どんな生活にしたいかを色々考えました。


つづく



 

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