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きらめ樹セルフビルド物語Vol.15森の診断ワークショップ
前日は『森の蘇りのお話会』、本日は森に入り間伐する木を皆で選ぶ(森の診断)ワークショップです。
三重県大紀町で古民家宿をされていて、僕たちが移住さたときからお世話になっているSさんご夫妻の持ち山で行いました!
軽トラに乗ったりして、森の入口まで行きます〜
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森の入口〜到着!
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森の蘇りのワークショップは男性は勿論、女性も子供たちも関われることが素晴らしいと思います。
これから行うことを説明〜
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子供たちは、はじめてやることに興味津々(^^)
最初のワークは木の樹高を測ります。
私もー
僕もー
木の高さを図ることで木のたくましさがわかります。
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森の中に入る前に、森の神様にご挨拶!
「今から森に入らせて頂きます。お邪魔します」
子供たちは大きな声で、「お邪魔します〜」森の中に入り、現場まで少し歩きます。
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子供たちは終始キャッキャ、キャッキャ(^^)これだけで、シーンとしていた森に明るいエネルギーが流れてきました。
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森の診断をするに当たり、今回は10mx10mのエリアをグループ事に作りました(間伐度合いによりエリア面積は変わります)。
ここで直角が出るように3:4:5(三平方の定理)を利用します。
メジャーを使って90cm、120cm、150cm(これも3:4:5)の直角三角形をコーナーで作って直角を出していきます。
子供たちも遊びながら数学のお勉強ができます。
大人は数学の復習〜覚えているかな?
続いて作ったエリア内を手分けして胸高さの木の周囲を図っていきます。
周囲が分かれば直径が分かります。
森の中で算数のお時間(笑)
周囲が60cmでしたら、3で割ると直径が約20cmと分かります。
算数、数学も黒板で覚えるのではなく、実践の中で覚えると楽しいですよ。
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最後にエリア内の木の断面積を調べます。
これは、早見表を作り、直径が分かれば断面積が分かるようにしてあります。
エリア内の断面積の合計を出していきます。
断面積を調べることで、その森の木の込み具合が分かってきます(人間に例えると、人口密度)。
木の込み具合が分かると、森に光を入れるために、どの木を残し、どの木を間伐するか?
分かるようになっています。
皆で楽しく調べます。
最後に実際に残す木にピンクのマーキングをしました〜
春になったら、間伐する木の皮むき(きらめ樹)をします。
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チーム事にどの木を残すか?発表!
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子供たちは、常にはしゃぎ回っていましたーじっとしていません(笑)
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森の中の診断を無事に終えました。
帰り際にワークショップに参加されていない地元の方が原木のシイタケを取って良いと!
子供たちにシイタケを取る前に、「くださいな!と一声かけるんだよ」と教えると、
ちゃんと大きな声で!全員「くださいな〜」♪
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子供たちよりたくさん取っていた大人も(笑)
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お気に入りの木を見つけて大はしゃぎ(^^)
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今回この場を提供して下さった山主のお父さんは70才ですが、子供の時に山に入って以来この山にはいったそうです。
このように植林をしたけれど、山のお世話をする人が本当にいなくなっているのが現状なのです。
植林の山は木の実を落としません。鳥や動物たちの餌が無いわけです。
前回のクマの話しに繋がってきます。
山や森は水を育み、
地域の人間や生き物に必要なものを与え、
そして川や海を豊かにし、
また雨となって山や森に戻って来る。
自然は循環している、
その流れこそが、現代人が取り戻さないといけないものだと感じています。
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※森の蘇りについて、ご興味ある方は NPO法人森の蘇りHPをご覧ください。 全国きらめ樹リーダーさん達がお話会、ワークショップ等を行っています。
つづく