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きらめ樹セルフビルド物語Vol.5自然栽培果樹園に繋がる

『きらめ樹セルフビルド物語』に繋がるお話を過去に遡って回想中~
前回のお話の続きとなります。

安全で美味しいナチュラルな果物を育てたいと思っていたところに、友人からのお誘いがあり、2016年兵庫県の篠山市の『道法さんの自然栽培セミナー』に参加してまいりました。

  • 仕立てと剪定が植物ホルモンに与える影響

  • 果樹苗植え付け実践講習会

我が天ぷらキャンピングカー(ディーゼル車を廃油で走らせる)の最初の遠出が篠山となりました。

実は目からウロコ状態の素晴らしいセミナーだったのです♪

内容は植物が本来持っている植物ホルモンの働きを生かした栽培方法を自ら実践し、全国で指導をするを迎え、植物の力を最大限に活かして果樹や野菜を元気に育てていく、仕立てと剪定の技術についての講座と果樹苗の植え付け実践講習会という内容。

苗木は、リンゴ、ブドウ、モモ、サクランボ、スモモ、アンズなどで、植え付け後の管理も勉強できました。
植物ホルモンの原理が解れば、肥料も農薬も必要がなくなります。

主催のゲンさんは丹波篠山でインターナショナルのフリースクールを開校させ、頑張っている若者でした。

彼が所有する里山に果樹を植える計画です。

ほんと見晴らしがよい素晴らしい環境でした。
ここは何か心地の良い雰囲気が漂う田舎でした。
凄く気に入ってしまいました~♪

午前中は道法さんの講義~
これが最初から最後まで目が離せない内容なのでした。

「今までの果樹の育て方、剪定の仕方は間違っています!」

から始まりました。道法さんは元々農業指導員として、農家さんに派遣され、指導されていました。
あるとき、道法さんのいうことを聞かない農家さんが現れました。
果樹の枝を広げないといけないところを、逆に枝をしばってしまったり、肥料も毎月決まった量をあげるところを、面倒だからという理由で一回だけあげて後ははあげないという農家さんだったそうです。
しかし結果的に、その農家さんの果物が一番よく実をつけて、道法さんはびっくりされたそうです。
そんな言うことを聞かなかった農家さんからの思わぬ収穫。
再現性が本当にあるのか?疑問だったため、翌年自分で確かめるためにその農家さんと同じようにやってみました。
すると今までの常識のやり方以上に良く育つことが確認出来ました。
道法さん今までの常識を捨てて、このやり方に切り替えたのです。
そこから解かったことは、

『植物は様々なホルモンの影響が成長に関与している』


ということでした。

  • その植物ホルモンは

  • 発芽ホルモン

  • 花ホルモン

  • 根っこホルモン

  • 虫除けホルモン

  • 美味しくなるホルモンなどです。

    今の常識だと上に伸びる枝、先端の枝は剪定する。
    しかしそれは絶対切ってはいけない枝だったのです。
    何故ならその上に伸びる枝、先端の枝が伸びた分だけ、根っこを地中に伸ばすそうです。
    これを切ってしまうと、根は伸ばさないそうです。
    それは「根っこホルモン」の影響だそうです。
    だから常識で教えたやり方は根っこを伸ばさない、だから肥料をあげる必要がある、肥料をあげると、虫除けホルモンが出ない。だから虫がよってくる。そして農薬を散布する。
    こういう悪循環の構図になっていたわけです。
    道法流の剪定は常識と真逆!

道法流は枝を3mまで垂直に伸ばす。すると根っこが良く伸びる。
植物ホルモンが活発になる。だから肥料がいらなくなる。
肥料がないと虫が寄ってこなくなる。
農薬もいらなくなる。
だから自然栽培の果樹を育てることが出来るという構図です。
素晴らしい~
これらの植物ホルモンのことを理解すると、無農薬、無肥料の果物を育てることが出来るようになるわけです。
書ききれませんので、興味がある方は道法さんのセミナーに行ってみてください。

午後は実習です。
果樹の苗木は半日以上根っこを流水につけておきます。

どの枝をどのように剪定するかのお話中~
先端の枝は切りません。
垂直に伸びている枝を残して、下向きの枝を剪定していきます。

苗木の植え付けの実習です。

植える時も、大きな穴など掘りません。
スコップを入れて、その隙間に根を入れ、スコップを抜くと同時に、根っこを押し込みます。

ただこれだけ~
シンプルです。

石などもよっぽど大きいもの以外は畑の中へ入れたまま。
小石は抜き取ってはいけないそうです。
小石があることで強い根っこが出来るそうです。

そして水をかけます。

保湿性を保つため、マルチを敷きます。
これは3年目が過ぎたら剥がします。
マルチが無い場合は藁や草などで対応します。
この保湿が重要で、肥料がいらなくなるとのこと。水が命。
日当たりも、実はあまり育つことにはあまり関係がないそうです。
びっくりです。
ある一定の太陽の光があたれば、それ以上は植物の成長に影響しないそうです。
だから道法流であれば日当たりの悪い土地でも大丈夫とのこと。
土壌も特に土つくりや窒素をおろす緑肥植物などもない方が良いそうです。だから有機質の肥料は絶対にあげてはいけないとのこと。
植物のホルモンが良く働くようにしてあげれば、あとは勝手に育つそうです。これは果物だけではなく、野菜も同じだそうです。
道法流を知れば、シンプルに果物も野菜も自然栽培で育てることが出来ます。

ほんとにほんと、目からウロコセミナーでした。
道法流は農業革命ですね。
僕たちも果物を自然栽培で育てたいという夢が近づいてきました~♪

この後驚くべきことが起こりました(^^)

道法さんのHPはこちらです。→ https://www.dohostyle.com/doho

つづく




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