きらめ樹セルフビルド物語Vol.6自然栽培果樹園 の始りエピソード
『きらめ樹セルフビルド物語』に繋がるお話を過去に遡って回想中~
前回のお話の続きとなります。
自然栽培果樹園がほんとに始められるようになりました。
自然栽培は無肥料、無農薬で果物を育てる農法です。
野菜よりも果物を自然栽培で育てるほうが難しいと言われています。
自然栽培の果樹をやろうと思っても、苗木の段階で無肥料、無農薬で育てているものがほぼありません。
肥料分が完全に木から排出されるまでに、つまり綺麗な体になるまでに、4、5年かかるそうです。
そしてりんごで有名な木村秋則さんは慣行栽培で育てていたりんごの木を自然栽培に切り替えたたため、りんごの木が蓄えていた肥料分を排出するのに10年かかりました。
映画にもなりましたね。奇跡のリンゴ。
というわけで難度が非常に高いのです。
でもこれからの時代、農薬や肥料を使うことはもう古いやり方なのです。
気付いた方々が新しい時代の農法に切り替えて始めています。
そんなわけで僕たちも果樹園をいつかやりたいと思っていたことが、道法さんの自然栽培のWSに参加したときに導かれました。
WSの帰り際にWSを主催されたゲンさんに、僕たちの夢を話した訳です。
「僕たちも自然栽培の果樹園を将来何処かでやりたいんだよね~♪」
するとゲンさん、
「それなら僕たちの土地が空いているからそこを使ったらいいよ。」
「広すぎて、手をつけられない遊んでいる土地があるから~」
「お金なんていらないしね~」
「え~ほんと、是非貸して欲しい~♪」
こんな具合です。
篠山のでの果樹のWSがワクワクしたので、遠いとか関係なく、ワクワク感に従ったことで、ゲンさんに出会うことになったのです。
そして果樹園が出来る場所が簡単に見つかってしまいました。
それも丹波篠山って、めちゃくちゃ気に入ってしまった場所なのです。
僕たちの思考で探そうと思ったならば、この篠山にはたどり着かなかった、見つからなかったことは間違いありません。
何故なら、全く丹波篠山を知らないからです。想像出来る範囲の中にありませんでした。
普通の思考で考えると絶対に近いところを探そうとするわけです。
現に僕たちの頭の中では自宅の大台町から比較的近く温暖な南伊勢町もしくは和歌山なんていいんじゃない?と。。。
知り合いもいるし、なんとかなるかしれないなんて思っていました。
当初温暖な地でみかんやアボガドを育てたいと思っていました。。。
ふたを開けてみると果樹園の場所は遠方の兵庫県丹波篠山なのです。
普通ならそんな遠いところなんて考えないわけです。
「現実的ではない」と。。。
僕たちが住んでいる場所から高速に乗って3時間半!一般道で5時間!
そして、みかんやアボガドが出来ないどちらかというと冬は寒い地域なのです。
3時間半もかけての篠山までの距離?
宿泊どうするの?
経費がかかる?
と普通思うのですが、その距離間を取り除いてくれたのが、購入したばかりのキャンピングカーだったのです。それも廃油で走る天ぷらカーに改造していました(前々回の記事に書きました)。
何と言うタイミングの良さ♪
そんな状況でも僕たちは、ワクワク感に従って丹波篠山で果樹園を行うことを選択しました。
それが後々の『きらめ樹セルフビルド』に繋がっていくとは、思いもしなかったことなのです。
りんご、もも、ぶどう、キウイ、あんず、ポポー、いちじく、アーモンドなど25本を同心円状に配置してみました~
つづく