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社会人大学院を卒業して学んだこと

こんにちは!Tobe-Ruの戸澤です。

2021年3月に事業構想大学院大学という社会人大学を卒業しましたので、社会人大学院に入学したきっかけや2年間を振り返った上での社会人大学の価値をまとめてみたいと思います。

▼社会人大学院に入学した理由

私は2006年に経営コンサルティング会社に入社し、医療分野を専門に、また組織開発を得意領域に、順調に実績を積み、社内幹部からも有難いことに信頼が高く、部長職まで出世することができました。

しかし、入社12年くらいが経ち、キャリアの上げ方に疑問が生まれました。

●社内市場価値が高くても社外市場価値が比例するわけではない(むしろ現場で経験を積む一般職の方がキャリアを積むチャンスが溢れている)

●35歳という若さで中間管理職に就いたことで50歳になったときの自分の武器は何であろうか

●管理職って果たしているの?

●一生一度きりの人生、ビジョナリー思考の自分が、このままでよいのであろうか

この4点を解消するために、一度、社外に飛び出て、新たに学び直そうと決意し、入学しました。

▼2年間を振り返った上での社会人大学の価値

私にとっての2年間の価値は
①自分磨きと自分探しの旅ができた
②ヒトのキャリア特性を学べた
③好奇心の幅が大きく広がった
④俯瞰的思考が少し身についた
⑤学校に通って無かったら出逢いようがない人達(院生の仲間や教授陣、事務局の方々)との交流や繋がりができた

このあたりで全体の価値の8割くらいだと思います。

①自分磨きと自分探し

前述でも記載したように、入学した目的は、社外的な市場価値を知り、学び直すことであったので、自分の本質的な強みや自分が本当にやりたいことが何であるのか、このあたりを整理することができました。

②キャリア特性の分類

2年間でたくさんの起業家とお会いすることで、起業家やキャリアの特性をルール化することができました。私が分類したのは以下の7つです。また詳しく別の投稿で説明したいと思います。

(1)分散投資型キャリア…投資運用が得意、好きなタイプ
(2)ビジョナリー型キャリア…ぶれることのない世界観のあるタイプ
(3)カメレオン型キャリア…変化の順応力が高いタイプ
(4)黒子型キャリア…目立つことが嫌いで顧客を輝かせたいタイプ
(5)コミュニケーション型キャリア…人との繋がりから広がりを創る  タイプ
(6)稀少性専門型キャリア…需要性の高い(M&A、資本政策、マーケティング)スキルアップに磨きをかけたい自己成長力の高いタイプ
(7)自由奔放型キャリア…今関心のあるものに全力投球するタイプ

ちなみに私は(2)と(3)と(5)の混合型です。自分の特性が客観的に理解できたことで起業家としての進め方も明確になり、迷いがなくなりました。

③好奇心の幅が広がる

私は、医療分野と組織開発分野に約10年間どっぷり浸かっていましたので、正直、関心の薄い分野が多かったと思います。大学に通ったことで、農業や環境問題、SDGs、地方創生にも関心を持つきっかけになり、今では将来的にやりたい妄想は膨らむばかりです。

日本人は深めることは得意ですが、広げることが苦手です。広げるためには、ある程度強制力が働く環境に、勇気をもって飛び込むしかありません。

④俯瞰的思考が身に付く

③で述べた好奇心の幅が広がることで、物事を俯瞰的に思考できる習慣がついたと思います。予防医療を普及させるにしても、医療のプロフェショナル視点で内側から考えるよりも、外側から内側の課題を見るほうが、正しい方向が導けると思います。

医療で考えると、ドラクエウォークが流行ったことで、歩行習慣のついた高齢者が増えたことなど、まさに内側からは発想できない、俯瞰的な思考性があったからこその事例ですよね。

⑤社外交流と出逢い

そして何といっても、様々な方と繋がることができたり、交流できたことが自分にとっては最大の価値でした。職場内だとどれだけ人間的価値観が違っていたとしても、会社が同じだけで、ある程度の価値観が似通います。

全く関係のない、全く利害関係がないからこそ、繋がりに価値があります。

▼社外交流を盛んにすることは、企業成長にも繋がる

私の場合は、実費で社会人大学に通いましたが、全体の1割くらいは企業派遣でした。これから企業派遣先は増えていくのでしょう。

これからは学びは社内だけではなく、社員を社外に送り出す取り組みはどんどん増えていくと思います。A社とB社で社員を一定期間スイッチする留職制度のようなものも今後流行っていくでしょう。

社外交流を盛んに取り入れているところは、企業としての魅力度が高いところです。なぜなら、魅力が低かったら、社外交流させることで、人財の流出リスクが増えるからです。なので、そのようなリスクを考慮すると、社外交流の施策はなかなか打ちづらいわけです。

外と交流を取り、社外的市場価値が高まった社員でも、魅力を感じる会社にするために、企業は成長しなくてはなりません。良いシナジー効果ですね。

▼本記事のまとめ

私は30代半ばで真剣に社会人45年の生き方を考えましたが、20代から考える人も多くいると思います。キャリアやジョブチェンジを急ぎすぎて転職先に後悔をする方も多くいるようです。

社外交流の場に飛び込み、自分のキャリア形成を立てることで、本当に自分が求めている環境が見つかるはずです!

私の場合は、社会人大学でしたが、オンラインサロンやfacebookグループ、異業種交流会、ピッチイベントなどたくさんあります。

ぜひ、飛び込む力を養い、新のキャリア形成に繋げてみてください!


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